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エルメ(L Message)は、株式会社ミショナが開発・運営を手掛けるLINE公式アカウントの拡張ツールです。低価格でありながら、ビジネスに必要なさまざまな機能を網羅しており、集客、売り上げアップ、コスト削減などを助けてくれます。

そんなエルメには、無料で使えるフリープランと、有料のスタンダードプラン、プロプランの3つの異なるプランがあります。はじめて利用する方はどのプランを選べばよいのか分からないのではないでしょうか。

そこで今回は、エルメが提供する3プランの料金やサービス内容の差を比較してまとめています。料金について契約前に知っておきたい事柄なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

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エルメの料金プラン早見表【結論まとめ】

どのプランを選べば良いか分からない方のために、エルメの料金プランやそれぞれの違いなどをまとめて紹介します。

料金プラン一覧(フリー/スタンダード/プロ)

エルメには3つの料金プランがあります。フリープランが用意されているので、まずは試してみたいという方も気軽に始められるのが嬉しい点です。

フリープランスタンダードプランプロプラン
月額料金(税込)無料10,780円/月33,000円/月

※2025年6月時点の料金です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

友だち上限・配信数上限まとめ表

3つのプランの違いが分かるように、友だち上限と配信数上限を比較して表にまとめました。

フリープランスタンダードプランプロプラン
友だち上限5万人まで5万人まで10万人まで
配信数上限1,000通制限なし制限なし

プランごとに、友だち上限と配信数上限が異なります。プロプランなら、友だち上限は10万人までです。友だちの数がこれを上回る場合は個別対応となるので、サポート窓口へ相談しなければなりません。

また、配信数は有料プランならば無制限です。ただし、無制限となるのはエルメのみで、LINE公式アカウントの配信数は無制限とはならない点に注意してください。

年払い割引・おまとめ割引の有無と条件

エルメには、お得に利用できる割引制度があります。どういう場合に適用されるか確認していきましょう。

年払い割引


支払い方法を年間一括にすることにより適用される割引制度を見ていきましょう。

フリープランスタンダードプランプロプラン
年間一括払い
※月払いより10%OFF
無料116,424円/年356,400円/年

有料のスタンダートとプロプランの支払いは、月ごとに支払う「月払い」と1年ないし2年分をまとめて支払う「年間一括払い」が選択できます。一括払いならば10%の割引が適用されるので、長期的に利用する予定ならば、まとめ払いがおすすめです。

おまとめ割引


有料プランの接続枠をまとめて契約することで受けられる「おまとめ割引」は以下の通りです。

接続アカウント数割引率(月払い)割引率(年間一括払い)
10~4010%20%
50~9015%25%
10020%30%

おまとめ割引と年間一括払いの割引は併用でき、最大で30%お得になります。複数のアカウントを長期間運用する予定があれば、ぜひ2つの割引制度を活用しましょう。

各料金プランを詳しく解説

無料で使えるフリープランからプロプランまで、それぞれのプランのサービス内容を詳しく解説します。

フリープラン|月1,000通まで無料で使える機能

エルメは利用料がかからないフリープランでも、多くの機能が利用可能です。しかし、有料プランに比べると、いくつかの機能に上限があります

ただし、メッセージ配信の関連機能については、配信数上限が1か月に1,000通までという点と、フォーム作成が3つまでという制限がある以外は、有料プランと差がありません。そのため、主にメッセージ関連機能を使いたい方で、月間の配信数が1,000通以下という場合はフリープランがおすすめです。

一方、フリープランでは使えない機能もあります。例えば、予約管理の決済機能は、フリープランでは使用不可です。また、複数のLINE公式アカウントを運営する場合に便利な「データコピー」機能も無料版では使えません。

こんな方におすすめ

  • 友だち250人以下、週の配信が1回で十分な方
  • メッセージ配信機能をメインで使う予定の方
  • 1人で運営する予定の個人事業主

スタンダードプラン|10,780円でできること&向いている人

スタンダードプランでは、フリープランでは制限されていた機能が使えるようになり、より大きな規模での運営に対応できるようになります。

フリープランとスタンダードプランの違い

フリープランスタンダードプラン
基本仕様配信数上限1,000通まで無制限
顧客対応リッチメニュー2つまで無制限
リッチメニュー簡単作成2つまで無制限
メッセージフォーム作成3つまで無制限
情報管理CSV管理1つまで無制限
流入アクション3つまで無制限
アクションスケジュール実行
ポップアップ1つまで無制限
アクションスケジュール実行
予約管理サロン・面談予約カレンダー数個人・スタッフタイプ各1つまで個人・スタッフタイプ各3つまで
コース・スタッフ各2つまで無制限
決済機能
レッスン予約カレンダー数1つまで3つまで
コース・スタッフ3つまで無制限
決済機能
イベント予約イベント数2つまで10個まで
決済機能
商品・決済単品商品1商品のみ作成可能10商品まで作成可能
継続商品1商品のみ作成可能10商品まで作成可能
データ分析クロス分析2つまで無制限
コンバージョン2つまで無制限
データコピー
その他条件分岐(アクション絞込み実行)
エルメシステム設定LINE公式アカウント入替設定
スタッフ管理主催者+10人

フリープランなら月間1,000通までという配信数上限がありましたが、有料プランになるとそれが撤廃されます。1,000通となると、仮に友だちが250人いるとすると週1しか配信できませんでしたが、無制限ならばもっと頻繁な配信が可能です。

また、予約管理で決済機能が使えるようになるのも大きな変化です。これにより、予約から決済までがスムーズに行えます。予約を受けることの多い、美容院やスクールを運営する会社なら、業務効率がアップするでしょう。

さらに、スタンダードプランでは、スタッフ管理機能により、アカウントを複数名で運用できます。主催者と10名程度のスタッフでの運用が想定される場合には、スタンダードプランを選びましょう。

こんな方におすすめ

  • 予約管理や決済機能で店舗運営をスムーズにしたい美容院、サロン、スクール
  • 10名以下のスタッフと共同で運用したい方

プロプラン|33,000円で配信無制限・友だち10万人対応

プロプランは、エルメの最上位プランです。フリープランやスタンダードプランでは5万人までだった友だち上限が10万人になり、多くの機能が無制限で利用できるため、大規模な運営に適しています

スタンダードプランとプロプランの違い

スタンダードプランプロプラン
基本仕様友だち数上限5万人まで10万人まで
予約管理サロン・面談予約カレンダー数個人・スタッフタイプ各3つまで個人・スタッフタイプ10個まで
レッスン予約カレンダー数3つまで10個まで
商品・決済単品商品10商品まで作成可能無制限
継続商品10商品まで作成可能無制限
アフィリエイトASP管理
エルメシステム設定スタッフ管理主催者+10人無制限


「商品・決済」については、スタンダードプランでは10商品までしか作成できませんが、プロプランならば無制限で作成可能です。LINEでの商品販売に力を入れたい方は、プロプランを選択しましょう

また、プロプランでしか利用できない機能として「ASP管理」が挙げられます。これを使えばエルメ上でアフィリエイトセンターを運営できるのがポイントです。アフィリエイターに自社のLINE公式アカウントを紹介してもらうことで、友だち数を増やせます。

こんな方におすすめ

  • 友だち数が5万人を超える大規模アカウントの運営者
  • 商品販売に力を入れていて、10個以上商品を販売したい方
  • アフィリエイトで自社アカウントの友だちを増やしたい方

料金以外にかかる費用と注意点

利用に際して知っておきたい、基本料金以外にかかる費用をまとめてみました。

LINE公式アカウント側の従量課金に要注意

エルメは、LINE公式アカウントとの併用が必須で、単体での使用はできません。そのため、利用時には、エルメだけでなくLINE公式アカウントへの支払いも計算に入れてください。

出典:LINEヤフー for Business公式サイト

スタンダードプラン追加メッセージ価格テーブル

出典:LINEヤフー for Business公式サイト
出典:LINEヤフー for Business公式サイト

2つの表のうち上の表は、LINE公式アカウントの基本料金プラン表です。

これを見ると、月ごとのメッセージ数が200通を超える場合は、ライトプランやスタンダードプランの契約が必要なことが分かります。つまり、月に1,000通メッセージを送ることが想定される場合、エルメはフリープランで対応できますが、ライン公式アカウントには、ライトプランの料金5,000円を支払わなくてはなりません。

下の表は、スタンダードプランで30,000通以上追加でメッセージを送信する場合の料金表です。送信量が多くなるにつれ、単価は安く設定されています。

初期費用・決済手数料はかかる?

エルメは、無料プランか有料プランかに関わらず、初期費用は0円です。決済手数料は、銀行振込を選択した場合に、振込手数料が自己負担となります

ダウングレード不可のしくみとリスク

エルメでは、有料プランから無料プランへの変更や、プロプランからスタンダードプランへの変更といったダウングレードができません。どうしてもダウングレードしたい場合は、既存のアカウントを削除することになります。

その際に旧アカウントのデータは消去され、引き継がれないことには十分注意が必要です。極力ダウングレードをしなくて済むよう、プラン選びは慎重に行いましょう。

解約・返金ポリシーを公式マニュアルで確認

契約したプランを途中で解約しても、返金は行われません

つまり、月払いしている方が、月の途中に解約しても日割り計算はしてもらえないことになります。解約する際にはタイミングに気を付けましょう。

解約の流れ

  1. 画面左のメニューから「エルメシステム設定」→「契約プラン・決済情報」をクリック
  2. 「契約情報・領収書」の画面に表示される各契約情報のうち、解約したいアカウントの右側の「契約詳細」のボタンをクリック
  3. 表示される契約詳細の右下にある「解約する」ボタンをクリック
  4. 画面の指示に従いログインパスワードを入力し、「解約する」ボタンをクリック

支払い方法と年払い割引の仕組み

利用料金の支払い方法や、年払いした場合の割引制度について詳しく見ていきます。

クレジットカード/銀行振込が選べる

支払い方法は、「月払い」の場合はクレジットカードのみ、「年間一括払い」ならクレジット払いか銀行振込かが選べます

クレジットカードは、ビザ、マスター、JCB、アメリカン・エクスプレス、ダイナーズクラブが使用可能です。

なお、クレジット払いでは、請求書の発行ができません。

一方、年間一括払いならばクレジットカードの他に銀行振込が選択できます。

銀行払いならば請求書が発行されるので、必要な方は銀行払いを利用してください。ただし、銀行の振込手数料は、利用者負担となります。

年払い10%OFFの計算例【月額換算も提示】

月払いではなく、年間一括払いならば、10%の割引が適用されます

スタンダードプランなら毎月1,078円、プロプランなら毎月3,300円割安になるので、年単位で利用することが想定される場合はぜひ活用しましょう。

フリープランスタンダードプランプロプラン
割引前価格無料129,360円/年
(10,780円/月)
396,000円/年
(33,000円/月)
年払い割引後無料116,424円/年356,400円/年
割引後価格の月額換算無料9,702円/月29,700円/月

おまとめ割引(複数アカウント)の適用条件

まとめて有料プランの接続枠を契約すると、アカウント数に応じて割引が受けられます。これに加えて年間一括払いを行えば、さらに10%OFFとなり、最大で30%お得に利用可能です。

接続アカウント数割引率(月払い)割引率(年間一括払い)
10~4010%20%
50~9015%25%
10020%30%

エルメの料金を他社ツールと比較

エルメと同様の機能を持つ他社ツールとの比較をしていきます。

Lステップとの料金・上限・機能比較

Lステップは、エルメ同様にLINE公式アカウントの機能を拡張できるマーケティング・オートメーションツールです。

プラン名初期費用無料期間月払い料金(税込)年払い(税込)配信数上限
エルメフリープラン無料なし無料無料1,000通
スタンダードプラン10,780円/月116,424円/年制限なし
プロプラン33,000円/月356,400円/年制限なし
Lステップフリープラン新規登録者は初月無料無料無料~200通
スタートプラン5,000円/月60,000円/年~5,000通
スタンダードプラン21,780円/月261,360円/年~30,000通
プロプラン32,780円/月393,360円/年~50,000通

エルメの有料プランは初月から料金がかかりますが、Lステップは初めの月は無料です。

この期間に解約すると一切費用がかからないので、希望するプランの使い心地を試してから利用開始できます。

エルメにはトライアル期間はありませんが、フリープランでもほとんどの機能を試せるので、まずはこちらをお試し利用すると良いでしょう。

一方で、割引についてはエルメは年払いにすると10%割引があるのに対し、Lステップは割引がありません。

機能面の大きな違い

エルメのみの機能Lステップのみの機能
・決済機能
・ASP管理(アフィリエイトセンター)
・スマホアプリ
カスタム検索管理機能

エルメには、決済機能がついており、予約から支払いまでが自動化できます。また、スマホアプリ機能を使えば、外出先でも顧客対応やデータ確認がきるので、ビジネスチャンスを逃しません。

一方、Lステップには、カスタム検索管理機能が備わっています。これは、指定した条件に該当する友だちの絞り込みを保存できる機能です。これを利用すれば、特定のターゲットグループに対して、効率よくコミュニケーションがとれます。

りんくる・LOYCUSなど主要3社との比較表


りんくる、LOYCUS、Linyといった他のLINEマーケティングツールとの比較です。

エルメりんくるLOYCUSLiny
初期費用無料無料要問合せ要問い合わせ
月額費用・フリープラン:無料
・スタンダードプラン:10,780円
・プロプラン:33,000円
19,800円要問合せ要問合せ
特徴・低コスト
・フリープランあり
・直感的インターフェース
・定額制で明快な料金システム
・店舗業務経験者多数在籍の安心専属サポート
・リッチ・セグメント配信
・顧客データベース化
・ISO/IEC27001(情報セキュリティ)認証企業
・官公庁にも選ばれる高いセキュリティ
・充実のサポート(アカウント構築・作成代行、運用伴走支援、カスタマイズ開発)

りんくるは、もともと整体院と連携して誕生したツールです。店舗業務経験のあるスタッフが多数在籍し、充実したサポートを行っています。

LOYCUSは、顧客データを活用し、ロイヤル顧客を育てるのに強味を持ちます。

Linyは、官公庁や大手企業のユーザーを多く持ち、高いセキュリティが自慢です。

LOYCUSやLinyは、大企業や自治体などの顧客が多く、そのニーズに対応するために短期間で仕様が変化することもあります

選び方のポイント|費用対効果・機能カバー率

数あるツールの中から、自社に最適な1つを選ぶには、費用対効果と機能カバー率を考慮すると良いでしょう

まず、ツールを使うことにより、どれくらいの成果が見込まれるかを割り出します。単純に利用料金を比較するのではなく、そのツールを使うことで、売り上げアップや業務効率化など、どれくらい目的が達成できるかを試算してください。

また、そもそも自社がツールを使う目的を明確にすることも忘れてはなりません。会社によって、予約管理がメインなところもあれば、情報分析がメインのところもあるはずです。それが判明すると、自社にとって必要な機能が明らかになります。

あとは、それぞれのツールが必要な機能をどれだけ網羅しているかをチェックすれば、自ずと自社に最適なツールが絞り込まれてくるはずです。

口コミ・評判から見るコスパの実感値

エルメを実際に使用したことのあるユーザーの口コミ・評判を検証してみます。

良い口コミ|コスト以上の自動化効果

「有料プランが月額1万円程度からという安価なツール。自動応答やフォーム機能を駆使し、外注や営業管理をL Messageで実現し、大幅な工数を削減しました。」


2024年3月 コンサルティング業
出典:ITreview

エルメは、集客、決済、分析などを自動化できるのが大きな魅力です。必要な機能を上手に使えば業務の効率化につながります。

悪い口コミ|料金体系がわかりにくいという声も

「エルメとLINE公式が別々のツールで、それぞれに利用料がかかることが分かりにくい。友だち数が増え、配信数が増えくると両方に利用料が発生する。」


2025年3月 情報サービス業

出典:M.DESIGN

エルメは単体で用いることができず、LINE公式アカウントとの併用が必須です。メッセージが200通を超えるとLINE公式に料金がかかるので、友だち数が増えて初めて両方に支払いしなければならないことに気が付くケースもあるようです。

導入事例|売上アップに直結したケース(料金回収までの期間)

個人で運営する料理教室でエルメを導入したところ、約1か月で780万円の売り上げを達成した導入事例があります。

この教室は、20~50万円のレッスンを販売する料理教室で、4か月ごとに新しい講座が始まるスタイルです。エルメ導入前は先生自ら手動で行っていたお客様とのやり取りや予約管理などを自動化し、空いた時間を既存生徒のサポートやインスタによる集客に回せたことが成功につながりました。

出典:オーガニックエンジン

導入前によくある質問(料金編)

料金について細かく理解しておかないと、利用開始後に思わぬ出費が生じてしまうかもしれません。料金システムについてよくある質問をチェックし、納得して契約できるようにしておきましょう。

無料→有料に切り替えるタイミングは?
無料プランから有料プランへ切り替えるべきかどうかは、友だち数と配信の回数を基に判断できます。

フリープランの場合、月に配信可能なメッセージ数は1,000通です。つまり、友だち数250人の方なら、週1の頻度でメッセージを配信できます。

これより友だちが多い方や、配信の頻度を上げたい場合は、配信数上限がなくなる有料プランにアップグレードすると良いでしょう。
有料→無料には戻せないって本当?
有料プランから無料プランへの変更はできません。そのため、無料プランに戻るには、一旦有料プランを解約した後に、再度エルメの無料アカウントをLINE公式アカウントと連携することになります。

この際注意したいのは、有料アカウント解約の時点で、エルメ上のデータが削除されてしまうことです。必要なデータはバックアップを取るなどして、対策をとりましょう。
友だち上限を超えたらどうなる?追加料金は?
エルメは、フリープランとスタンダードプランで5万人、プロプランで10万人の友だち数上限があります。上限を超えると新規の友だち追加ができなくなるので、上位プランへのアップグレードを検討してください。

プロプランで契約していて友だち数が上限を超える場合は、問い合わせフォームから連絡し、個別に対応してもらうことになります。自動でアップグレードされることはありません。

まとめ|エルメの料金を無駄にしない選び方

エルメの3つのプランは、事業規模や利用する機能と照らし合わせることで最適なものを選ぶことができます。特に、メッセージ送信数上限や友達だち数上限、決済機能の有無など、プランごとに大きな差のあるサービスに注目すると良いでしょう。

エルメは上位プランから下位プランへのダウングレードができません。そのため、どのプランが良いか迷う方は、フリープランからスタートして、必要に応じてアップグレードするのが賢明です。

フリープランスタンダードプランプロプラン
月額料金無料10,780円/月33,000円/月
配信数上限1,000通/月無制限無制限
友達上限5万人まで5万人まで10万人まで
機能の差・予約管理の決済機能は使用不可
・スタッフ管理非対応
・予約管理の決済使用可能
・「商品・決済」は10商品まで
・主催者+10人で運営可能
・「商品・決済」は無制限で作成可能
・アフィリエイトセンター運営可能
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Studio制作代行の費用相場は?制作の流れや依頼の注意点も解説しますhttps://media.gamadas.jp/studio-agency/Wed, 30 Apr 2025 08:31:40 +0000https://media.gamadas.jp/?p=12

「Webサイトを作りたいけど、費用はどれくらいかかるんだろう?」 ノーコードツールStudioでのサイト制作を検討する際、誰もが最初に抱く疑問が「制作代行の相場」です。 結論から言うと、Studioの制作代行費用は10万 ... ]]>

「Webサイトを作りたいけど、費用はどれくらいかかるんだろう?」

ノーコードツールStudioでのサイト制作を検討する際、誰もが最初に抱く疑問が「制作代行の相場」です。

結論から言うと、Studioの制作代行費用は10万円程度の小規模なものから、100万円を超える大規模なものまで非常に幅広く、一概に「いくら」とは言えません。

なぜなら、サイト制作は「家を建てる」のに似ているからです。

シンプルな平屋を建てるのと、デザインにこだわった多機能な豪邸を建てるのとでは、費用が全く異なるのと同じです。

この記事では、あなたが作りたいサイトに合った適正価格を見極め、賢く依頼できるよう、Studio制作代行の相場をあらゆる角度から徹底解説します。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

\Webサイトでお悩みの方へ/

Studio制作代行の費用相場とは?

依頼費用の目安

Studio制作代行の費用は、依頼する内容によって大きく変動します。大まかな目安としては以下の通りです。

  • 小規模サイト(LP、シンプルな数ページのサイト):10万円~30万円
  • 中規模サイト(コーポレートサイト、サービスサイト):30万円~80万円
  • 大規模・多機能サイト(CMS構築、独自デザイン):80万円~150万円以上

この価格の幅は、主に「サイトのページ数」「デザインの複雑さ」「機能の多さ(CMS構築、アニメーションなど)」によって決まります。

まずは「自分がどんなサイトを作りたいのか」を具体的にイメージすることが、相場感を掴む第一歩です。

自作とのコスト比較

「Studioは自分で作れるツールなのに、なぜお金を払って依頼するの?」と思う方もいるでしょう。

確かに、Studioの基本利用料は無料プランからあり、有料プランでも月額数千円からと、自作すれば費用を抑えられます。

しかし、忘れてはならないのが「時間」と「クオリティ」という目に見えないコストです。

比較項目自作制作代行(プロに依頼)
金銭コスト低い(Studioの利用料のみ)高い(制作費用)
時間コスト高い(学習、デザイン、実装)低い(本業に集中できる)
クオリティスキルに依存(素人感が出る可能性)高い(プロのデザイン・設計)
ビジネス機会制作に時間を取られ機会損失の可能性スピーディーな公開で機会損失を防ぐ

自作の場合、操作方法の学習からデザイン、コンテンツ作成まで、すべて自分で行う必要があります。

特にデザイン面で「素人っぽさ」が出てしまうと、ビジネスの信頼性を損なうことにもなりかねません。

プロに依頼することは、時間とクオリティを「買う」という投資です。

サイト制作にかかる時間を本業に充て、ビジネスを加速させる方が、結果的にコストパフォーマンスが高いケースは少なくありません。

なぜ価格差があるのか?

では、なぜ同じStudio制作なのに、これほど価格に差が生まれるのでしょうか?主な理由は以下の4つです。

サイトの規模とページ数

1ページのLPと、10ページのコーポレートサイトでは、制作にかかる工数が全く異なります。ページ数が増えれば、その分デザインやコンテンツ作成の費用も増えます。

デザインの複雑さ

既存のテンプレートをベースに作るのか、完全オリジナルのデザインを一から起こすのかで、費用は大きく変わります。凝ったアニメーションや、複雑なレイアウトを希望する場合も同様です。

  1. サイトの規模とページ数:1ページのLPと、10ページのコーポレートサイトでは、制作にかかる工数が全く異なります。ページ数が増えれば、その分デザインやコンテンツ作成の費用も増えます。
  2. デザインの複雑さ:既存のテンプレートをベースに作るのか、完全オリジナルのデザインを一から起こすのかで、費用は大きく変わります。凝ったアニメーションや、複雑なレイアウトを希望する場合も同様です。
  3. 機能の要件:お知らせやブログを自分で更新できる「CMS機能」の実装や、予約機能、複雑な問い合わせフォームの設置などは、追加の技術と工数が必要なため、価格が上がります。
  4. 依頼先の違い:後述しますが、フリーランスに依頼するのか、制作会社に依頼するのかによっても、人件費や管理費が異なるため、価格に差が出ます。

機能の要件

お知らせやブログを自分で更新できる「CMS機能」の実装や、予約機能、複雑な問い合わせフォームの設置などは、追加の技術と工数が必要なため、価格が上がります。

依頼先の違い

後述しますが、フリーランスに依頼するのか、制作会社に依頼するのかによっても、人件費や管理費が異なるため、価格に差が出ます。

料理に例えるなら、レシピ通りに作る家庭料理と、シェフが素材選びから盛り付けまでこだわるコース料理の違いです。

どちらが良いというわけではなく、あなたの目的と予算に合わせて最適な選択をすることが重要です。

依頼先別のStudio制作代行の費用相場とは?

Studioの制作代行を依頼できる先は、大きく分けて「フリーランス」「中小制作会社」「大手/Studio公式パートナー」の3つです。

それぞれに特徴と費用相場があり、メリット・デメリットも異なります。

あなたのプロジェクトに最適なパートナーを見つけるために、それぞれの違いを理解しましょう。

フリーランスの相場と特徴

  • 費用相場:10万円~50万円

個人で活動しているフリーランスは、価格を抑えたい場合に最も有力な選択肢です。

オフィス費用や人件費などの固定費が少ないため、制作会社に比べて安価な傾向にあります。

【メリット】

  • 価格:制作会社よりも費用を抑えやすい。
  • 柔軟性:ルールが厳格でなく、柔軟な対応を期待できることが多い。
  • コミュニケーション:担当者と直接やり取りするため、意思疎通がスムーズ。

【デメリット】

  • スキルのばらつき:実績やスキルに個人差が大きく、質の高いフリーランスを見極める必要がある。
  • 対応領域:デザインは得意でもコーディングは苦手など、一人で対応できる範囲が限られる場合がある。
  • 信頼性:万が一の病気やトラブルの際に、代わりの担当者がいないリスクがある。

個人経営のこだわりのレストランのようなイメージです。

腕の良いシェフ(フリーランス)に出会えれば、安くて美味しい料理(高品質なサイト)にありつけますが、お店選び(人選)が非常に重要になります。

中小制作会社の相場とメリット

  • 費用相場:30万円~80万円

中小規模の制作会社は、フリーランスと大手のちょうど中間に位置します。

価格と品質のバランスが取れているのが最大の特徴です。

ディレクター、デザイナー、エンジニアなどがチームで対応するため、安定したクオリティを期待できます。

【メリット】

  • 品質の安定:チームで制作するため、品質が安定しており、属人化しにくい。
  • 進行管理:ディレクターがプロジェクト全体を管理してくれるため、スムーズに進行する。
  • 対応力:デザインからコーディング、その後の運用まで、幅広いニーズに対応できる。

【デメリット】

  • 費用:フリーランスに比べると、管理費などが乗るため高くなる傾向がある。
  • 柔軟性:社内ルールがあるため、フリーランスほどの柔軟な対応は難しい場合がある。

全国に展開する、信頼できるレストランチェーンのような存在です。どの店舗(制作会社)に入っても一定以上のクオリティの料理(サイト)が提供される安心感があります。初めての依頼で不安な方や、ある程度の規模のサイトを確実に作りたい方におすすめです。

大手/Studio公式パートナーの相場

  • 費用相場:50万円~150万円以上

大手制作会社や、Studio社から公式に認定された「Studio Partners」は、豊富な実績と高い技術力を持っています。大規模なプロジェクトや、ブランディングを重視した高品質なサイト制作を得意としています。

【メリット】

  • 高い信頼性と実績:ナショナルクライアントなどの大規模案件の実績が豊富で、安心して任せられる。
  • 提案力:Webサイト制作だけでなく、マーケティング戦略全体を見据えた提案を期待できる。
  • 技術力:複雑な要件や、高度なデザイン・アニメーションにも対応できる。

【デメリット】

  • 高価格:品質やサポートが手厚い分、費用は最も高額になる。
  • コミュニケーション:担当者が複数人になることが多く、やり取りが煩雑に感じられる場合がある。

ミシュランの星付きレストランや、高級ホテルのメインダイニングに例えられます。

最高の食材(技術)とサービス(サポート)で、最高の一皿(Webサイト)を提供してくれますが、その分、費用も一流です。

企業のブランドイメージを左右するような、重要なサイト制作に向いています。

サイトの種類・規模別で見る料金相場

依頼先だけでなく、「どのような種類のサイトを作るか」によっても料金相場は大きく変わります。

ここでは代表的な3つのサイトタイプ別に、具体的な料金相場と、その価格になる理由を解説します。

ランディングページ(LP):20〜30万円

ランディングページ(LP)とは、広告などをクリックしたユーザーが最初に訪れる、商品購入や問い合わせといった特定の目的(コンバージョン)に特化した1枚の縦長のページです。

  • 相場感:20万円~30万円
  • 主な構成要素:キャッチコピー、商品説明、お客様の声、フォームなど
  • 価格の理由:LPは1ページですが、ユーザーの心を動かし行動させるためのデザインやコピーライティングの専門性が求められます。売上に直結するため、見た目の美しさだけでなく、マーケティング視点での設計が不可欠です。構成案の作成、デザイン、文章作成、フォーム設置まで含めると、この価格帯になるのが一般的です。単に情報を並べるだけでなく、「売るための設計」にコストがかかると考えましょう。

コーポレートサイト(3〜5ページ):30〜80万円

コーポレートサイトは、企業の「顔」となる公式サイトです。会社の信頼性を示し、事業内容や理念を伝える重要な役割を担います。

  • 相場感:30万円~80万円
  • 主なページ構成:トップページ、会社概要、事業内容、実績紹介、お問い合わせなど
  • 価格の理由:ページ数が複数になるため、LPよりも制作工数が増えます。価格の幅は主にデザインの作り込み度合いと、CMSの導入有無によって決まります。テンプレートベースでシンプルに作る場合は30万円前後から可能ですが、企業のブランドイメージを反映した完全オリジナルデザインにしたり、お知らせや実績を自社で更新できるCMSを導入したりすると、50万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

多機能・大規模サイト:80万円〜120万円以上

ブログメディア、会員制サイト、多言語対応サイトなど、特別な機能や多くのページ数を持つサイトです。

  • 相場感:80万円~120万円以上
  • 主な機能例:複雑なCMS構築(複数のカテゴリ管理など)、会員登録・ログイン機能、検索機能、多言語対応など
  • 価格の理由:これらのサイトは、単にページを作るだけでなく、裏側の「システム」を構築する必要があります。例えば、ブログメディアであれば、記事のカテゴリ分け、タグ付け、ライター管理などの機能が必要です。要件が複雑になればなるほど、設計や実装にかかる工数が飛躍的に増大するため、価格も高額になります。プロジェクトによっては、200万円、300万円を超えるケースも十分にあり得ます。

オプション・追加費用の目安について

Webサイト制作の見積もりでは、基本料金の他に「オプション料金」が発生することがあります。

後から「こんなはずじゃなかった!」と慌てないために、どのような作業が追加費用になりやすいのか、あらかじめ把握しておきましょう。

ロゴ制作・写真撮影などのビジュアル系

Webサイトの印象を大きく左右するロゴや写真は、非常に重要な要素です。多くの場合、これらはサイト制作の基本料金には含まれていません。

ロゴ制作:3万円~10万円以上

企業の顔となるロゴは専門のデザイナーに依頼するのがおすすめです。提案数や修正回数によって価格が変わります。

イラスト・バナー制作:1点5,000円~3万円程度

サイト内で使用する図解や、キャンペーン用のバナーなどです。

写真・動画撮影:5万円~20万円以上

プロのカメラマンに依頼する場合の費用です。スタッフやオフィスの写真、商品写真など、クオリティの高いビジュアルはサイトの信頼性を格段にアップさせます。

SEO対策・CMS構築・フォーム設置

サイトの機能に関わる部分も、内容によってはオプション扱いになることがあります。

SEO対策:5万円~月額数万円

基本的なSEO設定(タイトルタグ、ディスクリプション設定など)は基本料金に含まれることが多いですが、キーワード調査、競合分析、コンテンツ企画といった本格的な「SEOコンサルティング」は別料金です。

CMS構築:5万円~30万円以上

お知らせやブログを1種類追加する程度なら基本料金内のこともありますが、「実績」と「ブログ」のように複数の異なる種類のコンテンツを管理したい場合や、複雑な絞り込み検索をつけたい場合は、追加費用がかかります。

フォーム設置:無料~5万円程度

シンプルな問い合わせフォームは基本料金に含まれることが多いですが、「自動返信メールの内容を細かくカスタマイズしたい」「特定の外部ツールと連携させたい」といった要望はオプションとなる可能性があります。

保守・運用サービス(月額)

Webサイトは「作って終わり」ではありません。公開後も安定して稼働させ、ビジネスの成果に繋げるためには、継続的なメンテナンスが必要です。

  • 月額費用相場:1万円~5万円程度
主なサービス内容
  • サーバー・ドメイン管理:Studioの場合、サーバー管理は不要ですが、独自ドメインの管理は必要です。
  • コンテンツ更新:軽微なテキスト修正や画像の差し替えなど。
  • バックアップ:万が一のトラブルに備えます。(Studioは自動バックアップ機能あり)
  • アクセス解析レポート:サイトの状況を分析し、改善提案を行います。
  • 操作に関するQ&A対応

車の定期メンテナンスのように、サイトも専門家による定期的なチェックを受けることで、常に最適な状態を保つことができます。

自社に詳しい担当者がいない場合は、契約を検討しましょう。

Studio制作代行の依頼の流れと注意点

相場感を掴んだら、次はいよいよ依頼のステップです。

しかし、焦りは禁物。スムーズにプロジェクトを進め、理想のサイトを完成させるためには、依頼の流れと注意点をしっかり押さえておくことが重要です。

制作の基本ステップ(ヒアリング~納品)

一般的なStudio制作代行は、以下のステップで進められます。

依頼する側もこの流れを理解しておくと、今どの段階にいるのかが分かり、安心してプロジェクトに臨めます。

  1. 問い合わせ・初回ヒアリング:まずは制作会社のWebサイトなどから問い合わせます。現状の課題、サイト制作の目的、予算、希望納期などを伝えます。
  2. 要件定義・見積もり:ヒアリング内容をもとに、制作会社がサイトの具体的な仕様(ページ構成、機能など)を固め(要件定義)、正式な見積書を作成します。
  3. 契約:見積もりと提案内容に納得したら、契約を結びます。
  4. デザイン制作:サイトマップやワイヤーフレーム(設計図)を作成し、合意が取れたら、トップページから順に具体的なデザインを作成します。
  5. Studioでの実装:確定したデザインをもとに、Studio上でサイトを構築していきます。
  6. 確認・修正:テスト環境で実際のサイトの動きや表示を確認し、修正点を洗い出します。修正は契約で定められた回数内で行うのが一般的です。
  7. 納品・公開:最終確認が完了したら、サイトを本番環境で公開し、納品となります。

契約前に確認すべきポイント

後々のトラブルを防ぐため、契約書にサインする前に、以下の点は必ず確認しましょう。

口約束ではなく、書面で明確にしておくことが大切です。

  • 見積もりの内訳:制作費用に「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を細かく確認しましょう。(例:文章作成、写真素材、サーバー契約代行など)
  • 制作のスコープ(範囲):制作するページ数、実装する機能などが明確に記載されているか。
  • 修正の回数と範囲:無料での修正対応は何回までか。また、「テキストの修正」と「デザインの大幅な変更」など、修正の範囲についても定義を確認します。
  • 納期とスケジュール:全体の納期だけでなく、デザイン確定、実装完了など、各工程のスケジュールも確認しておくと安心です。
  • 制作実績:自分の作りたいサイトのイメージに近い実績があるかを確認します。
  • コミュニケーション手段:定例ミーティングの有無、使用する連絡ツール(Chatwork, Slack, メールなど)を確認し、スムーズに連携が取れそうかを見極めます。

よくあるトラブルとその回避法

Studio制作代行でよく聞かれるトラブルと、それを未然に防ぐための方法を知っておきましょう。

トラブル①:完成イメージが全然違った

ヒアリングの段階で、できるだけ具体的にイメージを伝えましょう。参考サイトのURLを3つほど共有したり、好きなデザインの雰囲気を伝えたりすることが有効です。また、いきなり実装に入るのではなく、ワイヤーフレーム(設計図)やデザインカンプの段階でしっかり確認・合意することが重要です。

トラブル②:次々と追加費用を請求された

契約前に見積もりの範囲を徹底的に確認することです。「この作業は料金内ですか?」と少しでも疑問に思ったら質問しましょう。途中で仕様を追加したい場合は、必ず事前に見積もりを取るようにします。

トラブル③:制作会社のレスポンスが遅い・連絡が取れない

契約前のやり取りの段階で、レスポンスの速さや丁寧さを見極めましょう。また、プロジェクトの進行方法(定例会の有無など)を事前に確認し、コミュニケーションが円滑に取れる体制かを判断することが大切です。

Studio制作代行 相場に関するよくある質問

最後に、Studio制作代行の相場に関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。

賢く、そして納得のいく依頼をするためのヒントとしてご活用ください。

安く依頼するコツはある?
はい、サイトに掲載する文章や写真をご自身で用意したり、初期機能を必要最低限に絞ったりすることで費用を抑えられます。また、IT導入補助金などの制度が利用できないか確認するのも有効です。
見積もり時の注意点は?
必ず2〜3社から相見積もりを取り、価格と提案内容を比較することが重要です。その際、見積書に「制作一式」ではなく、デザイン費や実装費といった作業内容が具体的に記載されているかを確認してください。
修正回数や納期の基準は?
修正回数は、デザイン確定前や納品前のチェック段階で「2回まで無料」としているのが一般的です。納期はサイト規模によりますが、LPで約1〜1.5ヶ月、5ページ程度のサイトで約2〜3ヶ月が目安となります。これらは契約前に必ず書面で確認してください。

まとめ|相場を知って、賢くStudio制作を依頼しよう

本記事では、Studio制作代行の相場について、依頼先別、サイト規模別、オプション費用など、様々な角度から詳しく解説してきました。

相場はあくまで目安であり、あなたの作りたいサイトの内容によって費用は変動します。

しかし、この相場感という「モノサシ」を持つことで、提示された見積もりが妥当かどうかを判断し、自信を持って交渉に臨むことができるようになります。

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Studioのサーバー代は本当に不要?料金プランとコストメリットを徹底解説https://media.gamadas.jp/studio-server/Fri, 02 May 2025 06:29:42 +0000https://media.gamadas.jp/?p=53「Webサイトを作りたいけど、サーバー代って結構かかるんでしょ?」

「ノーコードツールのStudioはサーバー代が不要って聞いたけど、本当?」

Webサイト制作を検討する際、サーバー費用は気になるポイントの一つです。特に、デザイン性の高いノーコードツールとして人気のStudioについて、「サーバー代が不要」という情報を目にし、詳しく知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、上位サイトの構成も参考にしながら、「Studioのサーバー代」に関するあらゆる疑問に答えます。

  • Studioで本当にサーバー代がかからないのか?その理由は?
  • 料金プランとサーバー機能の関係は?
  • サーバー代不要のメリット・デメリットは?
  • WordPressなど他の方法との違いは?
  • 結局、Studioはどんな人におすすめ?

これらの点を深掘りし、あなたがStudioを選ぶべきかどうかの判断材料を提供します。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

\Webサイトでお悩みの方へ/

【結論】Studioはサーバー代が実質無料!その理由とは?

まず結論からお伝えします。**Studioを利用する場合、一般的に必要となるレンタルサーバーの契約は不要であり、月々のサーバー代は実質無料(プラン料金に含まれる形)**と言えます。

なぜ無料になるのか?その理由は、Studioが単なるWebサイト制作ツールではなく、**サーバー(ホスティング)機能まで一体となって提供される「SaaS(Software as a Service)」**だからです。

SaaSとは?

ソフトウェアをパッケージで購入するのではなく、インターネット経由でサービスとして利用する形態のこと。利用者は月額や年額で料金を支払うことで、ソフトウェアの機能と、それを動かすためのインフラ(サーバー環境など)をまとめて利用できます。

Studioの場合:

Webサイトをデザイン・構築する機能だけでなく、作成したサイトをインターネット上に公開するためのサーバー環境(ホスティング)も、Studioのサービスの一部として提供されます。ユーザーはStudioの利用プランに応じた料金を支払うだけで、別途サーバーを契約したり、その費用を支払ったりする必要がないのです。

これが、Studioで「サーバー代が不要」と言われる主な理由です。

そもそもStudioとは? – サーバーいらずのノーコードツール

ここで改めて、Studioがどのようなツールなのか、従来のWebサイト制作と何が違うのかを見ておきましょう。

Studioの特徴:

  • ノーコード: プログラミング知識不要で、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でWebサイトをデザイン・構築できる。
  • デザイン性の高さ: まるでデザインツール(FigmaやAdobe XDなど)のような感覚で、ピクセル単位での細かな調整が可能。自由度の高い、オリジナリティあふれるデザインを実現できる。
  • CMS機能: ブログやお知らせ、実績紹介など、更新が必要なコンテンツも管理画面から簡単に追加・編集できる。
  • ホスティング込み: 作成したサイトは、Studioのプラットフォーム上でそのまま公開できる(サーバー契約不要)。
  • 国産ツール: 日本語のインターフェースやサポートが充実しており、安心して利用できる。

従来のWebサイト制作との違い:

従来の方法(例: WordPress + レンタルサーバー)では、以下のステップが必要でした。

  1. レンタルサーバー契約: サイトデータを置く場所を借りる。
  2. ドメイン取得: サイトの住所(URL)を取得する。
  3. サーバー設定: ドメインとサーバーを紐づける。
  4. CMSインストール (WordPressなど): サイト管理システムをサーバーに設置する。
  5. サイト構築: テーマやプラグインを選び、デザインや機能を作り込む。
  6. 公開・運用: サーバー・CMSの保守、アップデート、セキュリティ対策を行う。

この中で、特に「サーバー契約」と「サーバー設定・保守」は、初心者にとってはハードルが高く、継続的な費用と手間がかかります。Studioは、このサーバー関連のステップをすべてサービス内に内包しているため、ユーザーはデザインとコンテンツ制作に集中できるのです。

Studioの料金プラン徹底解説 – サーバー機能はどこまで含まれる?

Studioには、用途に合わせて選べる複数の料金プランがあります。どのプランでも基本的なサーバー機能は利用可能ですが、プランによって使える機能やリソース量が異なります。

主要な料金プラン(2025年5月時点・税抜)

プラン名月額料金(年払い)月額料金(月払い)主な対象・用途含まれるサーバー関連機能
Free¥0¥0お試し、個人利用、ごく簡単なページホスティング、SSL、CDN、Studioサブドメイン (.studio.site)
Starter¥980¥1,480個人ブログ、ポートフォリオ、小規模サイトFreeプランの内容 + 独自ドメイン接続、Studioバナー非表示
CMS¥1,980¥2,980ブログ、メディア、実績紹介サイトStarterプランの内容 + CMSアイテム数増加 (例: 2,000件)
Business¥4,980¥6,980企業サイト、サービスサイト、大規模サイトCMSプランの内容 + CMSアイテム数大幅増 (例: 10,000件) etc.

※最新の料金・機能詳細は必ずStudio公式サイトをご確認ください。

各プランに含まれるサーバー関連機能の詳細:

  • ホスティング: 作成したWebサイトデータを保管し、公開するためのサーバー機能。全プランに含まれます。
  • SSL証明書: サイトの通信を暗号化(HTTPS化)する機能。無料で自動的に設定・更新され、サイトのセキュリティを高めます。全プランに含まれます。
  • CDN (Content Delivery Network): 世界中に分散配置されたサーバーからコンテンツを配信することで、どこからのアクセスでもサイト表示を高速化する仕組み。全プランに含まれます。
  • 独自ドメイン接続: your-company.com のようなオリジナルのドメインを設定する機能。Starterプラン以上で利用可能です。Freeプランでは 〇〇.studio.site という形式のドメインになります。

プラン選びのポイント:

  • まず試すならFree: 機能制限はありますが、Studioの操作感やサーバー不要の手軽さを体験できます。
  • 独自ドメイン必須ならStarter: オリジナルのURLで公開したい場合の最低ライン。個人サイトや小規模ビジネスに。
  • ブログや実績をたくさん載せるならCMS: CMSアイテム(記事や作品など)の上限数が多いCMSプランがおすすめ。
  • 本格的なビジネス利用ならBusiness: CMSアイテム数が最も多く、複数人での編集機能や優先サポートなども充実。

どのプランを選んでも、サーバーの契約や複雑な設定、保守管理といった手間から解放される点は共通の大きなメリットです。

Studioでサーバー代が不要になる5つのメリット

サーバー代が実質無料になることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?大きく5つの点にまとめられます。

メリット1:圧倒的なコスト削減

  • レンタルサーバー代が不要: 通常月額数百円〜数千円(高スペックなら数万円)かかる費用が丸ごと不要になります。初期費用もかかりません。
  • SSL証明書費用が不要: 独自ドメインでSSLを利用する場合、年間数千円〜数万円かかる有料証明書もありますが、Studioなら無料かつ自動更新です。
  • トータルコストを抑えられる: サイト運営にかかる固定費を大幅に削減でき、特に長期的に運用する場合のコストメリットは大きいです。

メリット2:面倒なサーバー管理・運用の手間ゼロ

  • 契約・設定の手間なし: サーバー会社選び、プラン比較、契約、ドメイン設定、FTP設定…といった煩雑な作業が一切不要です。
  • 保守・メンテナンス不要: サーバーOSのアップデート、セキュリティパッチの適用、ミドルウェアの管理など、専門知識が必要な保守作業はStudio側が行います。
  • 障害対応もお任せ: 万が一のサーパートラブル発生時も、ユーザーが直接対応する必要はありません。
  • 時間と労力の節約: サーバー管理にかけていた時間を、本来注力すべきコンテンツ制作やビジネス活動に充てられます。

メリット3:高速で安定したサイト表示

  • 世界最高水準のインフラ: Studioはインフラ基盤としてAWS(Amazon Web Services)を採用しており、高い安定性と信頼性を誇ります。
  • CDNによる高速化: 標準搭載のCDNにより、世界中のどこからアクセスしても快適な表示速度を実現します。サイト表示速度は、ユーザー体験(UX)向上やSEOにも重要です。
  • 最適化された環境: サーバー構成やパフォーマンスチューニングはStudioの専門家が行うため、ユーザーは常に最適化された環境を利用できます。

メリット4:セキュリティもお任せ

  • 常時SSL化が標準: 全プランでHTTPS通信が自動適用され、通信内容が暗号化されるため、サイト訪問者は安心して利用できます。Googleの評価向上にも繋がります。
  • インフラレベルでの対策: 不正アクセスやDDoS攻撃などに対するセキュリティ対策は、AWSとStudioのインフラレベルで講じられています。
  • アップデート不要: サーバーOSやソフトウェアの脆弱性を突く攻撃のリスクに対し、ユーザーがアップデート作業で対応する必要がありません。

メリット5:アクセス増にも柔軟に対応(スケーラビリティ)

  • 自動スケール(ある程度): 急なアクセス増加に対しても、インフラ側である程度自動的に対応できる設計になっています。
  • プラン変更で対応: サイト規模が大きくなり、より多くのリソースが必要になった場合も、上位プランへ変更するだけで簡単かつスムーズに対応できます。サーバーの引っ越し作業などは不要です。

注意!サーバー代以外にかかる費用とは?

Studioはサーバー代が不要ですが、Webサイトを運営する上で、場合によっては以下のような費用が発生する可能性があります。

  • Studioのプラン料金: Freeプラン以外を利用する場合は、月額または年額のプラン料金が必要です。これがサーバー機能を含む利用料となります。
  • 独自ドメイン費用: Starterプラン以上で独自ドメインを使用する場合、ドメイン自体の取得・更新費用(年間1,000円〜数千円程度)が別途かかります。https://www.google.com/search?q=%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%AF%E3%81%8A%E5%90%8D%E5%89%8D.comやGoogle Domainsなどのドメイン登録サービスで支払いが必要です。
  • 有料テンプレート/素材費用 (任意): Studio公式やサードパーティ製の有料テンプレート、有料のストックフォトなどを利用する場合は、その購入費用がかかります。
  • 外部ツール連携費用 (任意): Google AnalyticsやGoogle Tag Managerなどは無料で連携できますが、特定のMAツールや有料の外部サービスと連携させる場合は、そのサービスの利用料がかかることがあります。

サーバー代はかかりませんが、独自ドメイン費用と(Freeプラン以外なら)Studioのプラン料金は基本的に必要になると覚えておきましょう。

Studioのデメリット・注意点(サーバー関連)

サーバー代不要というメリットは大きいですが、トレードオフとして、サーバーに関する自由度が制限されるという側面もあります。

  • サーバーのスペックは指定・変更できない: CPU、メモリ、ディスク容量などを細かく指定することはできません。提供される共有環境を利用する形になります。
  • サーバーサイドプログラムは動かせない: PHP、Ruby、Pythonなどのサーバーサイド言語で構築されたプログラムや、データベースを直接利用するようなシステムは動作しません。WordPressのインストールも不可能です。
  • 特殊なサーバー設定は不可: .htaccessのような設定ファイルの編集や、特定のソフトウェアのインストールはできません。
  • 大規模・複雑なサイトには限界も: 超大量のアクセスが常時発生するサイトや、非常に複雑なシステム連携が必要な場合は、専用サーバーやクラウドサーバーの方が適している可能性があります。(ただし、StudioのBusinessプランはかなりの規模まで対応可能です)

一般的なコーポレートサイト、サービスサイト、ブログ、ポートフォリオなどであれば、これらのデメリットが問題になることは稀ですが、技術的な要件が高い場合は注意が必要です。

【徹底比較】Studio vs WordPress – サーバー代と運用の観点から

Webサイト制作でよく比較されるのが、StudioとWordPressです。サーバー代と運用の観点から比較してみましょう。

項目StudioWordPress + レンタルサーバー
サーバー代不要 (プラン料金に込み)必要 (月額数百円〜数万円 + 初期費用)
SSL証明書無料・自動更新無料の場合もあるが、設定・更新の手間/有料の場合も
サーバー管理不要 (設定・保守・セキュリティお任せ)必要 (契約、設定、保守、アップデート、セキュリティ対策)
初期設定の手間少ない (アカウント作成ですぐ開始)多い (サーバー契約、ドメイン設定、WPインストール等)
デザイン自由度高い (ノーコードの範囲で)非常に高い (コーディング、テーマ、プラグイン次第)
機能拡張性Studioの機能範囲内、外部連携非常に高い (プラグイン多数、独自開発も可能)
運用コストプラン料金 + ドメイン代サーバー代 + ドメイン代 + SSL代 + 有料テーマ/プラグイン代
運用負荷低い (コンテンツ更新に集中)高い (サーバー・WPの保守管理が必須)
おすすめユーザー初心者、デザイナー、管理の手間を省きたい人自由度を最優先したい人、技術知識がある人

ポイント:

  • コストと手間: サーバー関連のコストと管理の手間を徹底的に排除したいならStudioが圧倒的に有利です。
  • 自由度: WordPressはプラグインやカスタマイズにより、ほぼどんな機能でも実装できる可能性がありますが、その分、知識と手間が必要です。
  • 棲み分け: 手軽さとデザイン性を両立し、サーバー管理から解放されたいならStudio。多少手間がかかっても、最大限の自由度や複雑な機能が欲しいならWordPress、という棲み分けができます。

サーバー管理から解放!Studioはこんな人におすすめ

これまでの内容を踏まえ、Studioは特に以下のような人におすすめです。

  • サーバーの知識がない、または管理が面倒だと感じるWebサイト初心者
  • サーバー代やSSL費用などのランニングコストをできるだけ抑えたい個人事業主・フリーランス
  • プログラミングはできないが、デザインにはこだわりたいデザイナー
  • 本業が忙しく、サイトの保守管理に時間をかけられない中小企業や店舗経営者
  • とにかく早く、手間なく、見栄えの良いサイトを公開したいスタートアップ
  • デザイン性の高いブログやポートフォリオサイトを作りたいクリエイター
  • 期間限定のキャンペーンサイトなどを低コスト・短納期で作りたいマーケター

サーバーという「見えないけれど避けて通れない」部分の心配から解放され、本来集中すべき「見せる部分(デザインやコンテンツ)」に注力できるのが、Studioの大きな価値と言えるでしょう。

FAQ:Studioのサーバーに関するよくある質問

最後に、Studioのサーバーに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

無料プランでも本当にサーバー代はかからない?
はい、かかりません。Freeプランでもホスティング、SSL、CDNといった基本的なサーバー機能はStudioが提供します。ただし、独自ドメインは使えず、Studioのバナーが表示されます。
アクセスがすごく増えたらどうなる?追加料金は?
Studioのインフラはある程度のアクセス増には耐えられるように設計されています。常識の範囲を超えるような極端なアクセス集中がない限り、すぐに追加料金が発生することはありません。ただし、サイトの規模や性質に応じて、より上位のプラン(特にBusinessプラン)への移行を検討する必要があるかもしれません。
サーバーの容量(ストレージ)はどれくらい?
Studioでは、各プランでの明確なストレージ容量の上限は基本的に公開されていません。「常識的な範囲内での利用」が前提とされています。画像は自動で最適化されますが、極端に巨大なファイルを大量にアップロードするような使い方は想定されていません。一般的なWebサイト運営であれば、容量を心配する必要はほとんどありません。
サイトの表示速度は速い?
はい、一般的に高速です。AWS基盤と標準搭載のCDNにより、最適化された環境でサイトが表示されます。もちろん、画像サイズやページ構成なども速度に影響しますが、インフラ面でのボトルネックは少ないと言えます。
独自ドメインの設定は簡単?
はい、比較的簡単です。Studioの管理画面と、ドメインを取得したサービス(お名前.comなど)の管理画面で、いくつかのDNSレコード設定を行う必要がありますが、Studioのヘルプページに詳細な手順が記載されています。サーバーのIPアドレスを調べて…といった作業は不要です。

まとめ:サーバー代を気にせず、デザインに集中できるStudioを選ぼう

今回は、「Studio サーバー代」というキーワードについて、その実態、理由、メリット・デメリット、他のツールとの比較などを徹底的に解説しました。

重要なポイント:

  • Studioはサーバー代が実質無料(プラン料金込み)。
  • サーバー契約、設定、保守管理の手間が一切不要。
  • コスト削減と運用負荷軽減のメリットが大きい。
  • 高速・安定・安全なサイト運営が可能。
  • サーバーの自由度は低いが、多くのサイトで問題にならない。

Webサイト運営において、サーバーは縁の下の力持ちですが、その管理は専門知識と手間、そして継続的なコストを伴います。Studioは、そのサーバーに関するあらゆる心配事からユーザーを解放し、誰もがもっと手軽に、そして創造的にWebサイトを制作・運営できる環境を提供してくれる画期的なツールです。

「サーバーのことはよくわからないけど、素敵なWebサイトを作りたい!」

「管理の手間なく、コストを抑えてサイトを運営したい!」

もしあなたがそう考えているなら、Studioは非常に有力な選択肢となるはずです。まずはFreeプランから、その手軽さとパワーを体験してみてはいかがでしょうか。サーバー代の心配なく、あなたのアイデアを形にすることに集中できます。

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Studioは本当にSEOに弱い?Studio制作のプロが解説しますhttps://media.gamadas.jp/studio-seo/Fri, 02 May 2025 07:52:14 +0000https://media.gamadas.jp/?p=59

「Studioでホームページを作りたいけれど、『SEOに弱い』という情報を見て不安に感じている」 このようなお悩みはありませんか。デザイン性の高いホームページを作っても、検索で見つけてもらえなければ機会を逃してしまいます ... ]]>

「Studioでホームページを作りたいけれど、『SEOに弱い』という情報を見て不安に感じている」

このようなお悩みはありませんか。
デザイン性の高いホームページを作っても、検索で見つけてもらえなければ機会を逃してしまいます。

SEOとは、SEO(検索エンジン最適化)の略で、Googleなどの検索エンジンでキーワードが検索された際に、ご自身のサイトがより上位に表示されるように行う様々な工夫のことです。

これがうまくいくと、広告費をかけずにお客様を集めることができます。

この記事を読めば、StudioのSEOに関する正しい知識が身につき、安心してホームページの運用を始められます。

結論として、Studioは基本的なSEO対策に十分対応しており、正しい方法で運用すれば検索上位表示を十分に狙うことが可能です。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

\Webサイトでお悩みの方へ/

なぜStudioはSEOに弱いと言われるのか

まず、なぜ「StudioはSEOに弱い」という意見があるのか、その理由をご説明します。

理由1:「プラグイン」による機能拡張ができないため

ホームページ作成でよく比較されるWordPressには、プラグイン(WordPressに追加できる拡張機能のこと)が豊富にあります。

SEO対策を補助する人気のプラグインを使えば、専門知識がなくても簡単に対策ができる場合があります。

Studioには、このようなプラグインを追加する仕組みがありません。
この点が、WordPressと比較して「弱い」と言われる一番の理由です。

理由2:専門家向けの非常に詳細な設定に対応していないため

SEO対策の中には、テクニカルSEOと呼ばれる、検索エンジンがサイトの情報を正しく読み取るための技術的な設定があります。

例えば、検索結果に星評価などを表示させるための構造化データの細かな記述や、サーバー(ホームページのデータを保管するコンピュータ)の動作を直接制御する設定などです。

Studioでは、こうした専門家レベルの詳細な設定の一部は行えません。

ただし、これらの設定は非常に高度なものであり、多くのコーポレートサイトや店舗サイトでは必須ではありません。

理由3:大規模サイトの管理面

Studioには、CMS(Contents Management Systemの略で、ブログなどを簡単に更新できる仕組み)という優れた機能があります。

しかし、将来的に数百〜数千ページに及ぶような大規模な情報サイトを運営する場合、ページの分類や管理のしやすさでは、WordPressの方が適しているケースがあります。

Studioで標準的に行える基本的なSEO対策

「弱い」と言われる理由を知ると不安になるかもしれませんが、ご安心ください。
検索エンジンに評価されるために必要な基本的なSEO対策は、Studioの標準機能で十分にカバーされています。

タイトルタグとメタディスクリプションの設定

タイトルタグは検索結果に表示される各ページの「見出し」で、メタディスクリプションはその下に表示される「説明文」です。

これらはSEOにおいて非常に重要ですが、Studioではページごとに簡単に設定できます。

ユーザーがクリックしたくなるような、的確なタイトルと説明文をつけましょう。

見出しタグ(hタグ)の適切な設定

文章の構造を「大見出し(h1)」「中見出し(h2)」と階層に分けて、検索エンジンに分かりやすく伝えるための見出しタグも重要です。

Studioのエディタ上で、テキストを選択するだけで簡単に見出しレベルを設定でき、ページの論理構造を正しく構築できます。

画像の代替テキスト(altタグ)の設定

ページに配置した画像が何を表しているのかをテキストで説明するのが代替テキスト(altタグ)です。

画像検索からの流入に繋がる可能性があるほか、音声読み上げソフトを利用するユーザーへの配慮にもなり、丁寧なサイト作りとして評価されます。

サイトマップの自動生成

サイトマップとは、サイトの全ページをリスト化したファイルで、これを検索エンジンに知らせることで、サイトの情報を正確に伝えられます。

Studioではこのサイトマップが自動で作成されるため、手間なく基本的な設定を行えます。

常時SSL化と表示速度

常時SSL化(サイトの通信を暗号化してセキュリティを高める仕組み)は、現在のウェブサイトでは必須のセキュリティ対策であり、Studioは標準で対応しています。

さらに、Studioで作成されたサイトは表示速度が速いという大きな利点があります。

サイトの表示速度は、ユーザー体験とSEOの両方で重要な評価項目です。

レスポンシブデザインへの対応

レスポンシブデザインとは、PCやスマートフォンなど、異なる画面サイズに合わせて最適な表示を行うデザインのことです。

Googleはスマートフォンでの見やすさを重視しており、Studioなら標準機能でレスポンシブデザインに完全対応できます。

Studioで検索上位を狙うための実践的なテクニック

基本的な設定に加えて、以下の点を意識することで、さらに検索上位表示の可能性が高まります。

ユーザーの疑問に答える質の高いコンテンツを作成する

どのツールを使う場合でも最も重要なのが、コンテンツ(記事やページ)の質です。

ユーザーが検索したキーワード(検索窓に入力する言葉)の背景にある「知りたいこと」や「解決したい悩み」に対して、的確で分かりやすい答えを提供するコンテンツを作成しましょう。

CMS機能で専門的な情報を発信する

StudioのCMS機能を使い、あなたのビジネスに関連する専門的な情報をブログ記事などとして定期的に発信します。

これにより、サイト全体の専門性が高まり、検索エンジンからの評価向上に繋がります。

一貫した情報発信は、サイトを信頼できる情報源として成長させます。

サイト内で関連ページを繋ぐ

作成したページ同士を、関連性の高い内部リンク(自分のサイト内の別ページへのリンク)で繋ぎましょう。

これにより、ユーザーはサイト内を移動しやすくなり、滞在時間が延びます。

また、検索エンジンもサイト全体の構造やページ間の関連性を理解しやすくなります。

比較:StudioとWordPress、どちらを選ぶべきか

ご自身の目的に合わせてツールを選ぶための比較表です。

項目StudioWordPress
操作の容易さ◎ 直感的に操作可能△ 一定の学習が必要
デザインの自由度◎ 制限なく作れる◯ テーマや知識に依存
表示速度◎ 高速△ 最適化が必要
SEOの拡張性△ 基本機能は十分◎ 詳細な設定が可能
安全性・保守◎ 自動で管理される△ 自己責任で管理が必要

Studioがおすすめな方

専門的な知識がなくても直感的にサイトを制作・更新したい方や、デザイン性を重視しオリジナリティの高いサイトを早く公開したい方にはStudioが適しています。

コーポレートサイト、サービスサイト、ポートフォリオサイトなどの運営に最適です。

WordPressがおすすめな方

大規模な情報メディアや、予約システムのような複雑な機能を持つサイトを構築したい方にはWordPressが向いています。

プラグインを活用して柔軟に機能を拡張したい場合や、サーバーやシステムの保守管理を自分で行える知識がある場合に良い選択肢となります。

よくある質問

Studioのブログ機能だけで、本当に検索上位を狙えますか?
はい、十分に可能です。
検索順位はツールの機能だけで決まるのではなく、記事の「質」と「専門性」、「更新頻度」が非常に重要です。
StudioのCMS(ブログ機能)は、質の高い記事を公開するために必要な機能を備えています。継続的にユーザーの役に立つ情報発信をすることが、上位表示への鍵となります。
WordPressからStudioにサイトを移管する場合、SEO評価は引き継げますか?
正しく設定すれば、評価の大部分を引き継ぐことが可能です。
最も重要なのは「301リダイレクト」という設定です。これは、古いページのURLを新しいページのURLへ恒久的に転送する仕組みで、検索エンジンに「ページが引っ越した」ことを伝えます。
Studioではこの301リダイレクト設定が可能ですので、移管の際は必ず設定してください。
Studioの無料プランでもSEO対策はできますか?
基本的なタイトル設定などは可能ですが、本格的なSEO対策には有料プランが必須です。
最大の理由は、無料プランでは「独自ドメイン(例: your-site.com)」が使えないためです。独自ドメインはサイトの信頼性や資産価値の面でSEOに不可欠です。
本気で検索からの集客を目指すのであれば、必ず有料プランで独自ドメインを設定しましょう。

まとめ

この記事では、StudioがSEOに弱いと言われる理由と、実際に行える対策について解説しました。

Studioにはプラグイン拡張性や一部の専門的な設定に制限があるものの、検索順位の土台となる基本的なSEO対策は標準機能で全て対応可能です。

検索で上位を目指す上で最も重要なのは、ツールそのものではなく、ユーザーの役に立つ質の高いコンテンツを作成し、発信し続けることです。

Studioの特性を正しく理解し、戦略的に運用すれば、ビジネスの強力なツールとなり得ます。

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WixとStudioを徹底比較!あなたに最適なノーコードツールはどっち?https://media.gamadas.jp/wix-studio/Fri, 02 May 2025 08:23:23 +0000https://media.gamadas.jp/?p=69「Webサイトを作りたいけど、WixとStudio、どっちを選べばいいか迷う…」 「どちらも人気のノーコード/ローコードツールみたいだけど、具体的な違いがよくわからない…」 「デザインの自由度が高いのは? 機能が豊富なのは? 使いやすいのはどっち?」

Webサイト制作ツールの選択肢が増える中、特に注目を集めているのが「Wix」と「Studio」です。どちらもコーディング不要で魅力的なサイトを作成できますが、その特徴や得意分野は異なります。

この記事では、そんなWixとStudioのどちらを選ぶべきか迷っているあなたのために、両ツールのデザイン自由度、機能性、料金、使いやすさ、サポート体制などを7つのポイントで徹底比較します。さらに、どのような目的やスキルレベルの人にどちらのツールが向いているのか、選び方のポイントまで分かりやすく解説します。

この記事を読めば、WixとStudioのそれぞれの強みと弱みを理解し、あなたのプロジェクトに本当に合ったツールを見つけるための判断材料が得られるはずです。

(※ご注意:この記事の情報は2025年5月現在のものです。各ツールの機能や料金プランは変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。)

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

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WixとStudio:それぞれのツールの基本概要

まず、WixとStudioがそれぞれどのようなツールなのか、基本的な特徴を掴んでおきましょう。

Wixとは? – 特徴と強み

Wixは、世界中で2億人以上のユーザーを持つ、非常に人気のあるWebサイト制作プラットフォームです。

  • 豊富なテンプレート: 数百種類以上のプロがデザインしたテンプレートが用意されており、初心者でも簡単に見栄えの良いサイトを作成できます。
  • App Market: 「Wix App Market」には、予約システム、オンラインストア、イベント管理、会員機能など、様々な機能を追加できるアプリが豊富に揃っており、サイトの機能を簡単に拡張できます。
  • 多様なエディタ: ドラッグ&ドロップで直感的に操作できる標準エディタに加え、AIが簡単な質問に基づいてサイトを自動作成する「Wix ADI」、より高度なデザインや開発が可能な「Editor X」や「Velo by Wix」など、ユーザーのスキルレベルに合わせた制作環境を提供しています。
  • オールインワン: サイト制作からホスティング、マーケティングツールまで、Webサイト運営に必要な機能が幅広く提供されています。

Studioとは? – 特徴と強み

Studioは、日本発のノーコードWebサイト制作プラットフォームで、特にデザイン性の高さに定評があります。

  • 圧倒的なデザイン自由度: コーディング不要でありながら、まるでグラフィックデザインツール(FigmaやAdobe XDなど)を使うような感覚で、ピクセル単位での細かな調整や、ゼロからの完全オリジナルデザインを実現できます。
  • ノーコードでの高度な表現: アニメーションやインタラクションの実装も、コーディングなしで直感的に行えます。
  • 国産ツール: 日本語のインターフェースやサポートが充実しており、日本のユーザーにとって使いやすい環境が整っています。
  • CMS機能: ブログやお知らせなど、コンテンツ更新も管理画面から簡単に行えます。
  • サーバー管理不要: 作成したサイトは簡単に公開でき、サーバーの保守・管理の手間がかかりません。

【徹底比較】Wix vs Studio 7つのポイント

それでは、具体的にWixとStudioを7つの重要なポイントで比較していきましょう。

比較1: デザインの自由度と操作性

  • Wix:
    • 基本的には豊富なテンプレートを選んでカスタマイズするスタイル。ドラッグ&ドロップで直感的に操作でき、初心者でも扱いやすい。
    • 要素の配置自由度は高いですが、テンプレートの枠を超えるような大幅な構造変更は難しい場合も。
    • より高度なデザインを求める場合は、「Editor X」やコーディング(Velo)が必要になることも。
  • Studio:
    • ゼロから自由にデザインを構築することを得意とする。白紙の状態から、細部にまでこだわった完全オリジナルデザインが可能。
    • 操作感はグラフィックデザインツールに近く、デザイナーにとっては非常に直感的。ただし、初めて触る人には少し学習が必要な面も。
    • デザインの再現性やピクセルパーフェクトな調整においては、Studioに軍配が上がることが多い。

結論: デザインの自由度やオリジナリティを最優先するならStudio。豊富なテンプレートから手軽に始めたい、またはアプリでデザイン要素を追加したいならWixが有利。

比較2: 機能性(CMS、アプリ連携、拡張性)

  • Wix:
    • 最大の強みは**「Wix App Market」**。EC、予約、イベント、フォーラム、会員機能、マーケティングツールなど、数百種類のアプリを追加することで、サイトの機能を大幅に拡張できる。
    • CMS機能も搭載しているが、アプリ連携による多機能性が特徴。
  • Studio:
    • CMS機能は非常に強力で、ブログやメディアサイト、実績紹介などのコンテンツ管理・更新は得意。
    • しかし、Wixのようなアプリマーケットはなく、機能拡張性は限定的。外部ツール連携は可能だが、種類は限られる。標準機能でどこまでできるかが重要。

結論: 多様な機能を手軽に追加したい、拡張性を重視するならWix。CMS機能を活用したコンテンツマーケティングや、標準機能の範囲内で洗練されたサイトを作りたいならStudio

比較3: EC(ネットショップ)機能

  • Wix:
    • 「Wix ストア」 という本格的なEC機能が用意されており、専用の料金プランもある。商品登録、在庫管理、多様な決済方法、マーケティング機能などが充実しており、手軽にネットショップを開設・運営できる。
  • Studio:
    • 標準では本格的なEC機能は搭載されていない。 外部のECサービス(Shopifyなど)の購入ボタンを埋め込むなどの連携は可能だが、Studio単体でECサイトを構築・管理するのは難しい。

結論: 本格的なECサイト(ネットショップ)を作りたい場合は、Wix(またはShopifyなどの専門プラットフォーム)が圧倒的に有利。

比較4: テンプレートのデザインと数

  • Wix:
    • 数百種類以上の非常に豊富なテンプレートが用意されている。業種やサイトの目的別にカテゴリ分けされており、イメージに近いものを簡単に見つけやすい。デザインのトレンドも反映されている。
  • Studio:
    • テンプレートの数はWixほど多くはないが、デザイン性の高い、洗練されたテンプレートが中心。
    • ただし、Studioの思想としてはテンプレート利用よりもゼロからのオリジナルデザイン作成が推奨・得意とされている。

結論: 豊富なテンプレートから選びたいならWix。テンプレートは参考程度で、オリジナリティの高いデザインを目指すならStudio

比較5: 料金プラン

  • 無料プラン:
    • Wix: 無料プランあり。ただし、Wixの広告が表示され、独自ドメインは使えず、ストレージや帯域幅に制限あり。
    • Studio: 無料プランあり。Wixと同様に広告表示、独自ドメイン不可、CMSアイテム数などに制限あり。
  • 有料プラン:
    • Wix: サイトの種類(通常サイト、ECサイトなど)や必要な機能(ストレージ、帯域幅、アプリ利用など)に応じて多様なプランが存在。一般的に、同程度の機能であればStudioより若干高めの価格設定になる場合も?(要最新情報確認)
    • Studio: Free, Starter, Pro, Enterpriseの比較的シンプルなプラン構成。独自ドメイン利用はStarterプランから。CMSアイテム数などがプラン選択の大きな要素。
  • 比較のポイント: どちらも無料プランで試せる。有料プランは、独自ドメイン利用、広告非表示、必要なストレージ/帯域幅、CMS利用規模、EC機能の有無などを基準に比較検討が必要。

結論: 料金だけで単純比較は難しい。必要な機能と制限をリストアップし、両ツールの料金ページで最新情報を確認して比較することが重要。無料プランでの試用がおすすめ。

比較6: サポート体制と日本語対応

  • Wix:
    • イスラエル発のグローバル企業。膨大なヘルプセンター(記事、動画)やユーザーフォーラムが充実。
    • 日本語でのサポートも提供されているが、メールやコールバックリクエストが中心になる場合があり、リアルタイムのチャットサポートは限定的?(要最新情報確認)
  • Studio:
    • 日本の企業が開発・運営。管理画面、ヘルプドキュメント、サポートは全て日本語で完結
    • サポートは基本的に管理画面内のチャットが中心。プランによっては優先サポートあり。日本ユーザーにとっては安心感が高い。

結論: 充実したオンライン資料やグローバルなコミュニティを求めるならWix。日本語でのスムーズなサポート、特にチャットでの質疑応答を重視するならStudio

比較7: SEO(検索エンジン最適化)機能

  • Wix:
    • 基本的なSEO設定(タイトル、ディスクリプション、alt、URL編集など)は可能。
    • 「Wix SEO Wiz」 といった、SEO設定をガイドしてくれる機能がある。
    • App MarketのSEO関連アプリで機能拡張も可能。過去にSEOに弱いと言われた時期もあったが、現在は大幅に改善されている。
  • Studio:
    • 基本的なSEO設定はシンプルで分かりやすく実装されている。
    • ページの表示速度が比較的速い傾向があり、これはSEOにおいて有利な要素。
    • ただし、WixのようにSEOに特化した補助機能や、アプリによる拡張性は限定的。

結論: どちらのツールも基本的なSEO対策は可能。初心者向けのガイド機能やアプリ連携を重視するならWix。設定のシンプルさや表示速度を重視するならStudio。最終的にはコンテンツの質が最も重要。

WixとStudio、どちらを選ぶべき? タイプ別おすすめガイド

ここまでの比較を踏まえ、あなたがどちらのタイプに近いか、おすすめのツールを見てみましょう。

Wixがおすすめな人・プロジェクト

  • Webサイト制作初心者で、とにかく早く簡単にサイトを立ち上げたい人
  • 豊富なテンプレートの中から自分のイメージに近いものを選びたい人
  • App Marketを活用して、予約システム、会員機能、イベント管理など特定の機能を追加したい人
  • **ECサイト(ネットショップ)**を比較的簡単に開設・運営したい人
  • デザインの細部へのこだわりよりも、手軽さや多機能性を重視する人

Studioがおすすめな人・プロジェクト

  • デザイナーやWeb制作会社など、デザインに徹底的にこだわりたいプロフェッショナル
  • テンプレートに頼らず、完全オリジナルのWebサイトをゼロから作り上げたい人
  • コーディングはしたくないが、グラフィックツールのような感覚でWebデザインをしたい人
  • CMS機能を活用して、ブログやオウンドメディア、実績紹介サイトなどを本格的に運営したい人
  • Webサイトの表示速度を重視する人
  • 日本語でのスムーズなサポートに安心感を求める人

比較の際の注意点と最終的な選び方

「どちらが優れているか」ではなく「どちらが目的に合っているか」

WixとStudioは、それぞれ異なる強みを持つ優れたツールです。重要なのは、どちらが絶対的に優れているか、ではなく、あなたの作りたいサイトの目的、必要な機能、デザインへのこだわり、そしてあなたのスキルレベルに、どちらのツールがより合っているかという視点で選ぶことです。

無料プランやトライアルで実際に触ってみるのが一番

記事や情報だけで判断するのではなく、可能であれば両ツールの無料プランに登録し、実際に操作してみることを強くお勧めします。管理画面の使いやすさ、デザイン編集の自由度、機能の有無などを自分の手で確かめるのが、最適なツール選びの最も確実な方法です。

将来的なサイトの拡張性も考慮に入れる

現時点での要件だけでなく、将来的にサイトをどのように発展させていきたいか(機能追加、コンテンツ増加など)も考慮に入れましょう。拡張性を重視するならWix、デザインの独自性を保ちたいならStudio、といった判断も可能です。

まとめ:WixとStudio、それぞれの強みを理解して最適な選択を

WixとStudioは、どちらも現代のWebサイト制作において非常に魅力的な選択肢です。

  • Wixは、豊富なテンプレートとApp Marketによる機能拡張性、手軽さ、初心者への優しさが際立っています。多機能なサイトを素早く立ち上げたい場合に適しています。
  • Studioは、圧倒的なデザイン自由度と表現力、洗練されたCMS機能、国産ならではの安心感が強みです。デザインに徹底的にこだわりたい、オリジナリティを追求したい場合に最適なツールと言えるでしょう。

どちらのツールを選ぶべきか、最終的な答えはあなたのプロジェクト要件と、あなた自身の好みやスキルレベルによって決まります。

この記事で比較した7つのポイントや、タイプ別のおすすめガイドを参考に、ぜひご自身にとってベストなツールを見つけてください。そして、素晴らしいWebサイト制作を実現されることを応援しています!

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Studio料金プランを徹底比較!自分にあった選び方をわかりやすく解説https://media.gamadas.jp/studio-price/Fri, 02 May 2025 08:05:29 +0000https://media.gamadas.jp/?p=66

ノーコードで手軽に本格的なWebサイトが作れる「Studio」。 その魅力を最大限に活かすには、自分に合った料金プランを選ぶことが非常に重要です。 しかし、複数のプランがあるため、 「どのプランを選べばいいの?」「プラン ... ]]>

ノーコードで手軽に本格的なWebサイトが作れる「Studio」。

その魅力を最大限に活かすには、自分に合った料金プランを選ぶことが非常に重要です。

しかし、複数のプランがあるため、

「どのプランを選べばいいの?」
「プランごとの価格差や機能の違いがわからない」
「無料プランでどこまでできるの?」

といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、最新情報に基づき、Studioの各料金プランの違いや選び方のポイントを徹底解説します。

あなたの目的や予算に最適なプランを見つけるためのガイドとして、ぜひ最後までお役立てください。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

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Studioの料金プランを徹底比較

まずは、現在提供されているStudioの料金プランの全体像を把握しましょう。

各プランの料金や主要な機能を比較することで、大まかな違いが見えてきます。

全6プランの概要(Free/Mini/Personal/Business/Business Plus/Enterprise)

Studioには、個人の趣味のサイトから大規模な法人サイトまで対応できるよう、6つのプランが用意されています。

  • Free: 無料でStudioの基本機能を試せるプラン。
  • Mini: 独自ドメインでシンプルなサイトを公開したい個人向けプラン。
  • Personal: ブログや実績紹介など、CMSを本格的に活用したい方向けプラン。
  • Business: 法人利用のスタンダード。多くのコンテンツと機能で事業を支えるプラン。
  • Business Plus: より高度な機能と手厚いサポートを求める法人向け上位プラン。
  • Enterprise: 大規模組織のセキュリティやガバナンス要件に応える最上位プラン。

料金(年払い・月払い)と旧プランからの変更点

各プランには、毎月支払う「月払い」と、1年分をまとめて支払うことで割引が適用される「年払い」があります。長期的に利用することが決まっている場合は、年払いが断然お得です。

プラン名月払い(税込)年払い(税込)
Free¥0¥0
Mini¥980¥9,800(約17%OFF)
Personal¥2,480¥24,800(約17%OFF)
Business¥4,980¥49,800(約17%OFF)
Business Plus¥9,800¥98,000(約17%OFF)
Enterprise要問い合わせ要問い合わせ

※2025年6月時点の料金です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

なお、過去に提供されていた「Starter」「Basic」「Pro」といった旧プランは、現在の「Mini」「Personal」「Business」プランに統合・リニューアルされています。

機能が強化されているため、旧プランユーザーの方も現行プランへの移行を検討する価値があります。

主要機能とスペックの比較表とは?

各プランで何が違うのか、一目でわかるように主要な機能を比較表にまとめました。特に「独自ドメイン」「CMSアイテム数」「フォーム数」がプラン選びの重要なポイントになります。

機能FreeMiniPersonalBusinessBusiness Plus
独自ドメイン
Studio広告表示あり非表示非表示非表示非表示
CMSアイテム数20件100件1,000件10,000件10,000件
フォーム数1個5個10個無制限無制限
ページ数無制限無制限無制限無制限無制限
ストレージ1GB10GB50GB100GB500GB
共同編集2人2人3人10人10人
優先サポート

各プランの機能とユーザー向けの違い

比較表だけでは分かりにくい、各プランの具体的な使いどころやユーザー層について、さらに詳しく解説していきます。

Free/Miniの違いと個人利用の目安

Freeプランは、Studioの操作感を試したり、Webデザインの学習に使ったりするのに最適です。ただし、Studioの広告が表示され、独自のドメインも使えないため、本格的なサイト公開には不向きです。

Miniプランは、月額980円(年払い時)から独自ドメインが使え、広告も非表示になります。「自分だけのドメインで、シンプルなポートフォリオや趣味のサイトを持ちたい」という個人の方にぴったりの入門プランです。CMSアイテムも100件までなので、簡単なブログやお知らせ程度なら十分対応できます。

Personal/Businessの用途とCMS機能の活用

Personalプランは、CMS機能を本格的に活用したい個人や小規模ビジネス向けのプランです。CMSアイテム数が1,000件に増えるため、ブログ記事や制作実績、お客様の声などをたくさん掲載したい場合に最適です。複数のフォームを設置できるため、お問い合わせ以外に資料請求やイベント申し込みなど、用途を分けて使いたい場合にも対応できます。

Businessプランは、多くの法人サイトで選ばれるスタンダードプランです。CMSアイテム数が10,000件、フォーム設置数が無制限となり、コンテンツマーケティングを積極的に行うオウンドメディアや、大規模なサービスサイト、採用サイトの構築に最適です。共同編集者も10人まで増えるため、チームでのサイト運営がスムーズになります。

Business Plus/Enterpriseの法人利用特化ポイント

Business Plusプランは、Businessプランの全機能に加え、より多くのストレージ、優先的なチャットサポート、高度なアクセス制限といった機能が追加された上位プランです。サイトのセキュリティや安定運用を特に重視する、中〜大規模の法人に適しています。

Enterpriseプランは、数百人規模の企業など、大規模な組織向けのカスタムプランです。IPアドレスによるアクセス制限や専任のカスタマーサクセス担当など、高度なセキュリティとガバナンスが求められる場合に選択肢となります。料金は要問い合わせです。

自分にあったStudioのプランの選び方

「自分にはどのプランが合っているんだろう?」という疑問に答えるため、具体的な判断基準を解説します。

独自ドメイン・訪問者数・CMS活用度の判断基準

プラン選びで最も重要な3つの基準です。

独自ドメインは必要か?

YES → Miniプラン以上が必須です。ビジネス利用なら独自ドメインは信頼性の観点から必須と考えましょう。

CMS(ブログやお知らせ)をどれくらい使うか?

  • 数十件程度でOK → Miniプラン
  • 数百〜1,000件のコンテンツを載せたい → Personalプラン
  • 1,000件以上、または積極的に更新する → Businessプラン

想定される訪問者数は多いか?

プランごとに帯域幅(※)の上限が異なります。

アクセスが集中するとサイトが表示されにくくなる可能性があるため、多くの訪問者が見込まれる場合はPersonalプラン以上を検討しましょう。

※帯域幅:サイトのデータを転送できる量のこと。アクセスが多いサイトほど消費量が大きくなります。

ページ数・共同編集の必要性で考える

Studioは全プランで公開ページ数が無制限です。そのため、単純なページ数でプランを選ぶ必要はありません。ただし、CMSを使って作成するページ(ブログ記事など)は「CMSアイテム数」の上限に依存します。

また、サイトの更新を複数人で行うかどうかも重要なポイントです。

  • 1人〜2人で管理Free / Miniプラン
  • 3人のチームで管理Personalプラン
  • 4人以上のチームで管理Businessプラン以上

成長性・スケーラビリティで選ぶ中長期視点

サイトは公開して終わりではなく、育てていくものです。最初は小規模でも、将来的にコンテンツを増やしたり、アクセスが増加したりする可能性がある場合は、少し余裕を持ったプランを選んでおくのがおすすめです。

例えば、「まずは個人ブログから始めるけど、ゆくゆくは事業に繋げたい」と考えているなら、MiniプランではなくPersonalプランから始めておくと、後々のプラン変更の手間なくスムーズにサイトを成長させられます。

studio 料金プランの選び方4つの軸

これまでの内容を、プラン選びの具体的な4つの軸として整理しました。この軸に沿って自分の状況をチェックしてみてください。

予算感と費用対効果

まずは、サイト運営にかけられる予算を明確にしましょう。

初期費用を抑えたいなら月払い、長期的なコストを抑えたいなら年払いがおすすめです。

プランの機能と価格を照らし合わせ、最も費用対効果が高いと感じるプランを選びましょう。

アクセス規模(Visitor数)と帯域の関係

あなたのサイトに、毎月どれくらいの人が訪れるかを予測しましょう。

キャンペーンの実施やメディア掲載などで一時的にアクセスが急増する可能性がある場合は、帯域幅に余裕のあるPersonalプラン以上を選ぶと安心です。

機能制限と必要スペック

「これだけは絶対に譲れない」という機能をリストアップしてみましょう。

例えば、「独自ドメイン」「広告の非表示」「CMSアイテム数100件以上」が必須なら、自ずとMiniプラン以上が選択肢となります。自分に必要なスペックを明確にすることが、最適なプラン選びの近道です。

個人・法人・チームで異なるニーズ

  • 個人利用: 趣味のサイトやポートフォリオならMiniプラン。本格的なブログ運営ならPersonalプランがおすすめです。
  • 法人利用: 小規模なコーポレートサイトならPersonalプラン。サービスサイトや採用サイトなど、本格的な事業利用ならBusinessプランが第一候補となります。
  • チーム利用: 3人までならPersonalプラン、それ以上の人数で共同編集するならBusinessプラン以上が必須です。

Studioの料金プランに関するよくある質問

支払い方法には何がありますか? 年払い割引についても知りたいです。
お支払い方法は現在、クレジットカードのみに対応しています。銀行振込やデビットカードはご利用いただけません。
また、料金を1年分まとめて支払う「年払い」を選択いただくと、月払いを12ヶ月続けるよりも約17%(およそ2ヶ月分)お得になる割引が適用されます。
プランの変更やキャンセルはできますか? 返金はされますか?
はい、プランのアップグレードやダウングレードは、いつでも管理画面からご自身で変更可能です。
ただし、すでにお支払い済みの料金について、日割り計算などでの返金は行われませんのでご注意ください。プランをキャンセルした場合でも、契約期間が終了するまではサービスを引き続きご利用いただけます。
無料プランにはどんな制限がありますか? いつ有料プランに切り替えるべきですか?
無料プランの主な制限は以下の3点です。
独自ドメインが使えない(URLの末尾が「.studio.site」になります)
サイトにStudioの広告が表示される
CMSアイテム(ブログ記事など)の作成が20件まで
これらの制限があるため、無料プランはあくまで学習や機能をお試しいただくためのプランです。ビジネス利用や正式なWebサイトとして外部に公開する場合は、信頼性の観点からも「本公開」のタイミングでMiniプラン以上の有料プランへアップグレードすることをおすすめします。

まとめ:あなたに最適なstudioプランを今すぐ選ぼう

この記事では、Studioの料金プランについて、機能の違いから選び方の軸まで詳しく解説しました。最後に、要点を再整理します。

  • お試し・学習Free
  • 個人の趣味サイト・ポートフォリオMini
  • 本格ブログ・小規模ビジネスサイトPersonal
  • 法人サイト・メディア運営・チーム利用Business
  • 大規模サイト・手厚いサポートが必要な法人Business Plus / Enterprise

また、プラン選びで迷ったら、以下の3つのポイントを基準に考えましょう。

  1. 独自ドメインは必要か? (YESならMini以上)
  2. CMSをどれくらい使うか? (量に応じてPersonalやBusinessを選択)
  3. チームで編集するか? (人数に応じてPersonalやBusinessを選択)

この3点を押さえれば、あなたに合わないプランを選んでしまう失敗は大きく減らせるはずです。

もし、まだどのプランにするか決めかねているなら、心配は無用です。

まずはFreeプランで、実際にサイト制作を始めてみましょう。

Studioの直感的な操作感やデザインの自由さを体験し、「これなら続けられそう」「こんなサイトが作りたい」というイメージが固まったら、サイトを公開するのに最適な有料プランへアップグレードするのが最も賢い方法です。

あなたにぴったりのプランを見つけて、理想のWebサイト制作をスタートさせましょう。

Studioでできること・できないことを徹底解説!導入前に知っておくべき機能まとめ ]]>
Studioでできること・できないことを徹底解説!導入前に知っておくべき機能まとめhttps://media.gamadas.jp/studio-what/Fri, 02 May 2025 07:56:36 +0000https://media.gamadas.jp/?p=62

「Webサイトを作りたいけど、プログラミングは難しそう…」 そんな悩みを解決してくれるのが、ノーコードツールの「Studio」です。 専門知識がなくても、驚くほど本格的なWebサイトが作れると人気を集めています。 しかし ... ]]>

「Webサイトを作りたいけど、プログラミングは難しそう…」

そんな悩みを解決してくれるのが、ノーコードツールの「Studio」です。 専門知識がなくても、驚くほど本格的なWebサイトが作れると人気を集めています。

しかし、Studioは万能ではありません。 実は「できること」と「できないこと」がハッキリしています。

この記事では、2024年〜2025年の最新情報に基づき、Studioの機能と制限を徹底解説。 導入後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

\Webサイトでお悩みの方へ/

Studioでできることとは?

まずは、Studioが得意なことから見ていきましょう。 直感的な操作性と、専門知識なしで実現できる機能性の高さが魅力です。

ノーコード編集&デザイン

Studio最大の特徴は、コードを一切書かずにサイトを作れる「ノーコード」である点です。 まるでパワポを触るように、見たまま編集を進められます。

通常Webサイトに必要なHTMLやCSSといった専門知識は不要です。

また、PCやスマホなど、異なる画面サイズに合わせてデザインを自動調整する「レスポンシブデザイン」にも標準対応。 どんなデバイスで見ても、美しいサイトを誰でも簡単に作れます。

白紙からのオリジナルデザインも、テンプレートの活用も自由自在です。

フォームとCMS連携

Webサイトに欠かせない「お問い合わせフォーム」も、驚くほど簡単に設置できます。 必要な項目を配置するだけで、ユーザーからの連絡窓口が完成します。

さらに、「CMS」という機能も非常に強力です。

CMSとは、ブログやお知らせ、実績紹介などを手軽に更新できる仕組みのこと。 一度デザインの型を作れば、あとは新しい文章や写真を追加するだけで、簡単にページを増やせます。 サイト公開後も、手軽な情報発信が可能です。

カスタムコード(JS/CSS)埋め込み

Studioはノーコードツールですが、こだわりたい上級者向けに「カスタムコード」を埋め込む機能も用意しています。

例えば「CSS」というコードを使えば、標準機能では難しい、ボタンの細かいデザイン変更などが可能になります。

また「JavaScript(JS)」を使えば、予約カレンダーやチャットボットといった外部ツールを自分のサイトに埋め込めます。

ノーコードの手軽さと、コードによる拡張性の両方を活用できるため、表現の幅が大きく広がります。

Studioでできないこと

次に、Studioが苦手とすること、つまり「できないこと」を正直にお伝えします。 この点を理解することが、ツール選びで失敗しないための重要なポイントです。

ECサイト構築(カート・決済)

残念ながら、Studio単体で商品を販売するための「ECサイト機能」はありません。

商品をカートに入れ、サイト内で決済まで完了させる、といった仕組みは構築できません。 Amazonや楽天のようなネットショップを、Studioだけで作るのは難しいと理解しておきましょう。

本格的なネットショップ開設が目的なら、Shopify(ショッピファイ)やBASE(ベイス)といったEC特化のサービスが適しています。

会員サイト/ログイン機能

ユーザーがIDとパスワードでログインし、自分専用のページを持つような「会員機能」も、Studioには標準搭載されていません。

例えば、会員だけが見られる限定コンテンツの配信や、顧客ごとのマイページといった機能は実現不可能です。

ログイン機能が必須のWebサービスを開発したい場合は、WordPressなどの高機能なツールや、専門の開発環境を検討する必要があります。

スマホ・タブレットの編集不可

Studioで作ったサイトは、もちろんスマホやタブレットで快適に閲覧できます。

しかし、サイトを編集する「作業」自体は、スマホやタブレットからは行えません。 編集作業は、必ずPCで行う必要があります。

外出先で「スマホで少しだけ文章を修正したい」といった手軽な更新はできないため、この点は注意が必要です。 サイト更新は、PCの前で行うもの、と割り切りましょう。

機能制限を補う工夫・代替策

Studio単体ではできなくても、外部サービスと連携すれば解決できる場合があります。 ここでは、機能制限を賢く補うためのアイデアをご紹介します。

ECは外部サービス連携で対応

Studioで直接商品を売ることはできませんが、外部サービスとの連携で簡易的な販売は可能です。

代表的なのは、Shopifyの「Buy Button(購入ボタン)」や、決済サービス「Stripe(ストライプ)」を埋め込む方法です。

これにより、デザインはStudioで自由に作り込み、決済部分だけを外部に任せる、という分業ができます。 特定の商品やサービスを手軽に販売したい場合には有効な手段です。

会員性は外部ログイン導入

高度な会員機能は作れませんが、外部の認証サービスを使えば、擬似的なログイン機能を実装する裏技もあります。

「Auth0(オースゼロ)」などの専門サービスをカスタムコードで連携させ、「ログインした人だけが特定のページを見られる」といった制御が可能になります。

ただし、この方法は高度な専門知識が必要になるため、あくまで上級者向けのテクニックと考えておきましょう。

スマホ編集は他ツール併用

スマホで編集できない点は、ツールの使い分けでカバーできます。

例えば、ブログやお知らせなど、頻繁に更新したい部分だけを「note」などの外部サービスで運用し、Studioサイトからリンクで繋ぐ、という方法です。

メインサイトはStudioでデザイン性を重視し、日々の更新は手軽なツールで行う。 このように柔軟に考えることで、効率的なサイト運営が可能になります。

Studioの選びどころとメリット

では、どんな場合にStudioは最適な選択となるのでしょうか。 Studioを選ぶべき理由となる、具体的なメリットを解説します。

導入コスト削減・日本語サポート

Web制作を外注すると高額な費用がかかりますが、Studioならコストを大幅に削減できます。 無料プランから始められ、有料プランも比較的リーズナブルです。

さらに、Studioは日本の企業が開発・運営しているため、完全日本語対応。 困ったときには日本語のチャットでサポートを受けられる安心感は、海外製ツールにはない大きなメリットです。

テンプレートやアニメーション対応

デザイン知識に自信がなくても問題ありません。 プロが作った高品質なテンプレートが豊富に用意されており、誰でも簡単に見栄えの良いサイトが作れます。

また、スクロールに合わせて要素が動くような、リッチなアニメーションもクリック操作だけで簡単に実装可能。 サイトの印象をぐっとプロフェッショナルに見せてくれます。

SEO・分析支援機能(SearchConsole, GA)

サイトを見てもらうための「SEO対策」の基本機能も備わっています。

ページのタイトルや説明文を細かく設定できるほか、アクセス解析ツール「Google Analytics」や、検索状況を調べる「Google Search Console」との連携も簡単です。

専門知識がなくても、サイト改善の第一歩を踏み出せます。

Studioに関するよくある質問

最後に、Studioの導入でよくある質問とその答えをまとめました。

決済機能の実装はどうする?
Studio単体ではできませんが、決済サービス「Stripe」や「Shopify」の購入ボタンと連携させることで対応可能です。 Studioで作ったページのボタンから、外部の決済ページへユーザーを案内する形で実装します。
独自ドメイン・サブディレクトリ対応は?
はい、有料プランで対応しています。
外部JSやSNS連携はできる?
はい、「カスタムコード」機能で可能です。 Twitter(X)のタイムラインを埋め込んだり、各種分析タグを設置したりと、柔軟なカスタマイズができます。

まとめ

ここまで解説してきた、Studioの「できること」と「できないこと」をまとめます。

◎ できること

  • コード知識不要の、直感的なデザイン編集
  • お問い合わせフォームやブログ(CMS)の簡単実装
  • カスタムコードによる機能拡張

✕ できないこと

  • 単体でのECサイト(カート・決済)構築
  • ログイン機能を持つ会員制サイトの構築
  • スマートフォンやタブレットでのサイト編集

結論として、Studioはこんなあなたに最適です。

  • コストを抑えて、スピーディーに公式サイトを作りたい
  • 専門知識はないけど、自分で更新できるおしゃれなサイトが欲しい
  • デザイン性の高いポートフォリオやサービスサイトが必要

本格的なネットショップや会員サイトには向きませんが、それ以外の多くの用途で、Studioは最高のパートナーになるでしょう。

まずは無料プランで、その革新的な使いやすさを体験してみてください。 きっと、あなたもWebサイト作りの楽しさに目覚めるはずです。

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Studioでつくったサイト事例集!ノーコードで実現する高品質デザインまとめhttps://media.gamadas.jp/studio-cases/Fri, 02 May 2025 08:44:07 +0000https://media.gamadas.jp/?p=72この記事では、「Studioで実際にどんなサイトが作れるのか?」という疑問に答えるため、最新の制作事例をカテゴリ別に多数紹介します。公式の事例集「Studio Showcase」も存在しますが、本記事では特に注目すべき事例を厳選し、その特徴や活用ポイントを解説することで、Studioの可能性をより具体的に探ります。これからStudioを使ってみたい方、Studioで何ができるか知りたい方にとって、有益な情報源となることを目指します。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

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カテゴリ別:Studioで制作された魅力的なWebサイト事例集

Studioは、その柔軟性と表現力の高さから、多種多様なWebサイト制作に活用されています。ここでは、コーポレートサイトからポートフォリオ、イベントサイト、店舗サイトまで、カテゴリ別に具体的な制作事例を見ていきましょう。

コーポレートサイト・サービスサイト (Corporate & Service Sites): 信頼性とブランド表現

企業の顔となるコーポレートサイトや、事業内容を伝えるサービスサイトにおいて、Studioは信頼性とブランドイメージを効果的に表現する手段として活用されています。

  • 株式会社ビッグマウンテン: ネット完結型お部屋探しサービスのサイト。ブルーベースの鮮やかな配色とコミカルなキャラクターが親しみやすさを演出し、「ネット完結の手軽さ」という強みを前面に出しています。オンライン取引でも安心感を与えるデザインが特徴です。
  • 株式会社せせらぎ: 介護施設の採用サイト。明るいオレンジをアクセントに、働く人々の写真を通じて「楽しい職場」を伝えています。福利厚生や働き方などの詳細情報も掲載し、求職者の疑問解消を図る設計です。
  • 行政書士事務所 Jurlii: 行政書士事務所のコーポレートサイト(無料プラン事例)。サービス特徴、お客様の声、プロフィールなどを1ページにまとめた構成。十分な余白を取り、見やすいデザインを実現しています。無料プランでも本格的なサイトが構築できることを示しています。
  • 訪問介護事業所ひだまり: 石川県の訪問介護事業所のコーポレートサイト。一般的なページ構成に加え、CMS機能によるお知らせ更新機能を備えています。地域密着型サービスの基本的な情報発信に適した例です。
  • kanehon コーポレートサイト: 背景にVimeo動画を埋め込み、ダイナミックな視覚効果を実現。英語との言語切り替え機能も実装し、海外ユーザーにも配慮。Studioの高度な連携機能と国際対応力を示します。
  • ペネトレイト コーポレートサイト: 不動産総合ソリューション企業のサイト。デザインからStudio実装まで約1ヶ月で公開を実現。ビジネスにおけるStudioの迅速な開発スピードを証明しています。
  • dely株式会社: レシピ動画サービス「クラシル」運営企業のコーポレートサイト。要素の出現時やホバー時の洗練されたアニメーションが特徴的で、プロフェッショナルな印象を与えます。
  • 株式会社クボキ: 建築会社のコーポレートサイト。背景に設計図の方眼紙のようなデザインを採用し、事業内容との関連性を持たせつつ、おしゃれに仕上げています。ホバーアニメーションや採用サイトにもこだわりが見られます。
  • MeUMU: イベント企画・制作・運営会社のコーポレートサイト。クリーンでプロフェッショナルなサービスサイトの好例です。
  • UP CREATE Inc.: コーポレート・サービスサイトの一例。
  • SHIHO | Personal Coaching: パーソナルコーチのサービスサイト。個人事業主やフリーランスのプロフェッショナルにもStudioが活用されていることを示します。
  • 株式会社スペースシフト: 衛星データ事業共創プログラム「SateLab」の特設サイト。専門性の高い情報を、線画イラストやスクロール連動の背景変化などで視覚的に分かりやすく、美しく表現しています。
  • 株式会社ニューステクノロジー RECRUIT SITE: 採用に特化したサイト。Studioが企業の採用活動において頻繁に利用されていることがわかります。
  • HILUCO(ヒルコ): コーポレート・サービスサイトの事例。
  • 夢田ファーム: 農業関連の可能性もあるコーポレート・サービスサイト事例。
  • COLOHU: コーポレート・サービスサイトの事例。
  • アスリートファンクラブツール | ウィンクルム (Vinculum): アスリート向けファンクラブツールのLP/サービスサイト。ニッチな分野のサービスにも対応できる柔軟性を示しています。
  • 茨木上野兄弟歯科の採用サイト: 歯科医院に特化した採用サイトの事例。
  • 株式会社ベイジ 採用情報: Web制作などで著名な企業の採用サイト。
  • Hubble 新卒採用: 契約書管理システムを提供する企業の、新卒者向け採用サイト。
  • Web制作のための発注&パートナーシップ構築ガイド | カロア: Web制作会社によるガイド形式のサイト。コンテンツマーケティングやリードジェネレーション目的での活用例。
  • カロアデザイン: Web制作会社自身のコーポレートサイト。
  • 株式会社WOSH design: デザイン会社のコーポレートサイト。
  • NEOBANK 住信SBIネット銀行 採用サイト: 大手ネット銀行の採用サイト。
  • 株式会社ATOMica コミュニティマネージャー採用サイト: コワーキングスペース運営企業の採用サイト。

ポートフォリオサイト (Portfolio Sites): クリエイティビティと実績紹介

デザイナーやクリエイターにとって、自身の作品やスキルをアピールするポートフォリオサイトは不可欠です。Studioは、ビジュアル表現にこだわりたいポートフォリオ制作に適しています。

  • Webデザイナー Kanmi: デザイナーのポートフォリオサイト(無料プラン事例)。制作実績やサービス内容を簡潔にまとめています。シンプルながら効果的な構成です。
  • Webデザイナー asa no design: デザイナーのポートフォリオサイト(無料プラン事例)。1ページ構成で実績、自己紹介、サービス、お問い合わせフォームを配置。一般的なポートフォリオの構成要素を備えています。
  • フリーランスデザイナー zuk-zuk: フリーランスデザイナーのポートフォリオ。モノクロ基調のシンプルさ、キャラクターイラスト、余白の使い方が評価されています。ミニマルなデザインの効果を示しています。
  • OGAMIKI Portfolio: デザイナーのポートフォリオ事例。
  • Kinoshita Himawari | Portfolio: デザイナーのポートフォリオ事例。
  • Kimiko Portfolio: デザイナーのポートフォリオ事例。
  • YASUMI WORKS: デザイナー・クリエイターのポートフォリオ事例。
  • GOOD PORTFOLIO: ポートフォリオサイト自体を紹介するメタ的なサイト。
  • the Tandem: コピーライターとアートディレクターの二人組のポートフォリオサイト。

ブログ・メディアサイト (Blog & Media Sites): 情報発信とコミュニティ形成

StudioのCMS機能は、ブログやオウンドメディアの構築・運用を容易にします。定期的な情報発信やコミュニティ形成の基盤として活用されています。

  • YOUTRUST JOURNAL: Studio製オウンドメディアの代表例。カルーセル機能やタグ分類による記事検索機能を実装。本格的なコンテンツプラットフォーム構築能力を示します。
  • ほやほや (Hoyahoya): 愛知県瀬戸市の観光案内サイト。人物写真や手書き風イラスト、アニメーションで地域の魅力や人柄を伝えています。CMSを効果的に活用し、親しみやすい雰囲気を作り出しています。地域情報発信サイトの好例です。
  • snaq.me magazine: おやつブランドのウェブマガジン/ブログ事例。
  • 京橋クリエイティブ大学: 教育・メディア関連サイトの事例。
  • 三十年商店: ブログ・メディアサイトの事例。
  • 文化の台所 (Bunka no Daidokoro): 食に関連するブログ・メディアサイト。
  • 旅と仕事と (Tabi to Shigoto to): 旅、仕事、建築などをテーマにしたブログ・メディアサイト。
  • Somewhere yet: 写真を中心とした旅のウェブジャーナル。

イベント・LP(ランディングページ)(Event Sites & Landing Pages): 注目を集め、行動を促す

特定のイベント告知や商品・サービスのプロモーションに使われるLP(ランディングページ)制作においても、Studioのデザイン性と迅速性が活かされています。

  • 映画『徒花 -ADAHANA-』: 映画公式サイト。文字や写真がゆっくり現れるアニメーションが印象的で、映画の世界観を引き立てています。芸術的・雰囲気重視のサイト制作能力を示します。
  • パ・リーグ球団 仕事図鑑2024: パ・リーグ球団の採用特設サイト。イラストやグリッド構成、背景色の切り替え、楽しいアニメーションで、多くの情報を分かりやすく魅力的に伝えています。
  • My genius: アートイベントの特設サイト。大胆なオブジェクトの切り替わりやカラフルでポップな配色が、イベントの面白さやアートの自由さを表現しています。
  • 映画「カフネ」 (Movie “Cafune”): 映画公式サイト(無料プラン事例)。YouTube動画の埋め込みや、お知らせ更新機能を持つシンプルな構成。無料プランでも基本的なイベント告知サイトが作成可能です。
  • INNOVATIVE WOMEN’S SUMMIT: SHE株式会社主催のイベントサイト。カンファレンスやサミットの特設サイトとしての活用例。
  • あっさぶメークイン100周年: 北海道厚沢部町産じゃがいも「あっさぶメークイン」の100周年記念ブランドサイト。シンプルながら訴求力の強いビジュアルデザインが特徴。記念キャンペーンサイトとしての活用例。
  • KAGAMISAI 2024 TOKYO: YADOKARI創業10周年記念イベントサイト。「鏡祭」というタイトルを反映した鏡映対称のメイングラフィックと、それを活かすレスポンシブ対応が秀逸。
  • タイムトリップしよう、常陸国ロングトレイルで。: 茨城県北部のロングトレイル特設サイト。地域の歴史・文化・自然体験といった魅力を伝えています。観光促進サイトとしての活用例。
  • ONE PIECE EGGHEAD EDITION: TVアニメ『ONE PIECE』のポップアップショップ特設サイト。ポップさとスタイリッシュさを両立したレイアウト、タイポグラフィ、色彩が特徴。エンターテイメント系の強力なビジュアルブランディングを示します。
  • TSUKUBA LIVE!: 筑波大学のホームゲーム(ハンドボール・バスケットボール)のチケット販売サイトへの導入LP。動画背景やアニメーションを活用。スポーツイベントプロモーションでの活用例。
  • IVS2024 KYOTO: 大規模なテックカンファレンスのイベントサイト。
  • 小茂田浜神社例大祭: 伝統的な神社の例大祭告知サイト。
  • こすぎるまちフェス: 地域のフェスティバル告知サイト。
  • 【公式】メルカリモバイル新登場!: フリマアプリ「メルカリ」の新サービス「メルカリモバイル」のローンチLP。大規模な新サービス発表における活用例。
  • Muturelism Conference: カンファレンス告知サイト。
  • 移動式の瞑想室(MU)ROOM Ride: 移動式瞑想室というユニークなプロジェクトのサイト。
  • マンガワン | 10周年特設サイト: マンガアプリの10周年記念サイト。
  • フィールド年賀サイト 2025: 企業の年賀状サイト。季節限定・一時的な用途での活用例。
  • 浮遊街 Floating City Uii: コンセプトプロジェクトやコミュニティ活動のサイト。
  • 魔観光作法 (Makanko Saho): 三軒茶屋に関連するデジタルアーカイブ・観光サイト。
StudioでLP制作するには?初心者でもわかる制作方法から料金、成功事例まで徹底解説 StudioでLP制作するには?初心者でもわかる制作方法から料金、成功事例まで徹底解説

店舗・商品紹介サイト (Store & Product Sites): 魅力を伝え、購買意欲を高める

飲食店や小売店、商品ブランドサイトなど、魅力的なビジュアルで商品やサービスを紹介し、顧客の関心や購買意欲を高める目的でStudioが利用されています。

  • 天ぷら はせ川: 東京の天ぷら店の店舗サイト。店舗写真をメインに使用し、色使いで高級感を演出。ハイエンドな飲食店の表現に適しています。
  • 飲食店 Hanaiguchi: 東京の飲食店の店舗サイト(無料プラン事例)。写真スライドショーと店舗情報(アクセス、メニュー)を組み合わせた構成。基本的な店舗情報サイトとして機能します。
  • 別府ゲストハウス SUNLINE BEPPU: 別府のゲストハウスのサービスサイト。複数ページ構成で情報を整理し、常に表示される予約リンク等でコンバージョンを意識した設計。宿泊施設のサイトに適しています。
  • HAKONATURE: アウトドア拠点(ツアー、イベント)のサイト。画像のフェードイン・アウトによるカルーセル、記事詳細ページの見やすさ(所要時間表示など)、英語版サイトの用意などが特徴。観光・アクティビティ分野での高品質なコンテンツ提示例。
  • 梅山寫眞店: 写真スタジオのサイト。
  • POWER KICK FITNESS ReCAST: フィットネスジムのサイト。
  • 高知県産本枯節の竹内商店: 高知県産の本枯節(鰹節)製造元のサイト。伝統産業や食品生産者のサイトとしての活用例。
  • 浅草 ツルヤコーヒー: 喫茶店のサイト。
  • しまなみブルワリー: ビール醸造所のサイト。
  • PASTAWORKS: パスタ関連の店舗または商品サイト。
  • 徳川の歴史と名古屋の食文化を継ぐ | 日本料理店 宝善亭: 高級日本料理店のサイト。
  • ランディーズドーナツ: LA発ドーナツ店の日本公式サイト。
  • Atelier ASAHI: 工芸品やアート関連のアトリエサイトの可能性。
  • 北海道奈井江町のゲストハウス「泊まれる音楽室」: ユニークなコンセプトを持つゲストハウスのサイト。

その他・ユニークな事例 (Other & Unique Examples)

上記カテゴリ以外にも、教育、NPO、アーティスト公式サイトなど、様々な分野でStudioは活用されています。

  • Webデザインスクール WillCan: Webデザインスクールのサービスサイト/LP。縦長の1ページ構成で情報を集約。教育サービスのプロモーション事例。
  • ヨガ教室 OCHA YOGA: ヨガ教室のサービスサイト。女性をターゲットとした柔らかいデザインが特徴。特定のターゲット層に合わせたデザイン展開例。
  • テントテン | 栃木県矢板市ボランティア団体: 地域のボランティア団体のサイト。非営利団体の活動紹介における活用例。
  • sajou no hana Official Website: 音楽アーティスト/グループの公式サイト。
  • 3days in Tokyo | ONIGUILI: 旅行や食に関連するサイト。
  • invisible choices: アートプロジェクトやキャンペーンサイトの可能性。
  • 名古屋たちばな高等学校マーチングバンド部: 学校の部活動紹介サイト。
  • MatoKa: 一般的なサイト事例。
  • ADAY – カレンダーと写真アルバムのアプリ: モバイルアプリ紹介サイト。
  • comsun minamihorie: 一般的なサイト事例。
  • Qrm Auder: 一般的なサイト事例。

これらの事例からもわかるように、Studioはコーポレートサイトのような堅実なものから、アートイベントサイトのようなクリエイティブなものまで、幅広いニーズに対応できるプラットフォームです。特に、ポートフォリオ、イベントサイト、観光・飲食関連など、ビジュアルコミュニケーションが重要となる分野で、そのデザイン性の高さが際立っている傾向が見られます。

また、無料プランでも高品質なサイトが制作可能である点は特筆すべきです。ポートフォリオサイトや小規模な店舗・事務所サイトなど、まずはコストを抑えて始めたいユーザーにとって、Studioは非常に魅力的な選択肢となります。これは、無料プランの価値を積極的に提示することで、幅広いユーザー層を獲得し、将来的な有料プランへの移行を促す戦略とも考えられます。

Studioが選ばれる理由:制作を加速するメリットと機能

多くのWebサイトがStudioで制作されている背景には、制作者にとって魅力的なメリットと機能が存在します。

直感的な操作とノーコードの手軽さ

Studioの最大の特長の一つは、コーディング不要でWebサイトを構築できる点です。ドラッグ&ドロップを中心とした視覚的なインターフェース(WYSIWYG)により、初心者や非エンジニアでも直感的に操作できます。また、「作りながらデザインする」ことが容易で、実際の表示を確認しながら微調整を行えるため、スピーディな制作が可能です。ただし、効率を考えると、ある程度の設計は事前に行うことが推奨されます。

高いデザイン自由度と表現力

多くのノーコードツールがテンプレート主体であるのに対し、Studioはゼロからオリジナルデザインを構築できる自由度の高さが魅力です。レイアウト、余白、タイポグラフィなどを細かく調整でき、ブランドイメージに合わせた独自のデザインを実現できます。7,600種類以上とも言われる豊富なフォントライブラリや、簡単に実装できるアニメーション機能も、表現の幅を広げています。さらに、デザインツールFigmaで作成したデータをStudioにインポートできるプラグイン「Figma to Studio」は、デザイナーにとって強力な武器となります。FigmaのAuto layout機能を活用すれば、デザインデータをスムーズにStudioへ反映でき、制作時間を大幅に短縮できます。ただし、ページ全体を一括でインポートするよりも、セクションごとに分割してインポートする方が安定しやすいというTipsもあります。

CMS機能による簡単なコンテンツ更新

ブログ記事、ニュース、制作実績、導入事例など、頻繁な更新が必要なコンテンツのために、Studioは強力なCMS(コンテンツ管理システム)機能を標準搭載しています。一度構造を設定すれば、専門知識がない担当者でも容易にコンテンツの追加・編集・削除が行えます。これにより、サイト公開後の運用負荷を大幅に軽減できます。CMS機能は無料プランでも利用可能ですが、登録できるアイテム数などに制限がある場合があります。

サーバー不要・公開までのスピード感

Studioではホスティング環境が提供されるため、別途サーバーを用意したり、複雑な設定を行ったりする必要がありません。制作したサイトは、管理画面からボタン一つで瞬時に公開できます。この手軽さとスピード感は、特に迅速な立ち上げが求められるプロジェクト(例:ペネトレイト社のサイトは約1ヶ月で公開)や、プロトタイピングにおいて大きなメリットとなります。

連携機能と拡張性

現代のWebサイト運用に不可欠な外部ツールとの連携も充実しています。Google Analytics、Google Tag Manager、Google Search Console、Facebook Pixelといった主要なアクセス解析・広告関連ツールと簡単に連携できます。また、標準でフォーム機能が提供されるほか、高機能なフォーム作成ツール「formrun」などとの連携も可能です。YouTube動画やVimeo動画の埋め込み、MicroCMSのようなヘッドレスCMSとの連携もサポートされています。セキュリティ対策としてGoogle reCAPTCHA v3にも対応。さらに、上級者向けには、iframeやGoogle Tag Managerを介してカスタムCSSを適用する方法も存在します。

セキュリティと信頼性

Webサイトのセキュリティは非常に重要ですが、Studioはクラウドベースのプラットフォームとして、常に最新のセキュリティ対策が施されています。情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO/IEC 27001:2022」の認証を取得している点も、信頼性の高さを裏付けています。

コミュニティとサポート

Studioは、ユーザーをサポートするエコシステムも充実しています。公式の事例集「Studio Showcase」は、新たなデザインのインスピレーションを与えてくれます。ユーザー同士が質問や情報交換を行える「Studio Community」は、制作中に問題が発生した際の解決策を見つけるのに役立ちます。公式ブログやドキュメントも充実しています。また、Studio社はアクセシビリティへの取り組みも公開しており、代替テキストやaria属性の設定など、アクセシブルなサイト制作を支援する機能も提供しています。さらに、質の高い制作パートナーを探せる「Studio Experts」プログラムも用意されており、初心者からプロフェッショナルまで、また自分で作りたい人から制作を依頼したい人まで、多様なユーザー層のニーズに応える体制が整っています。

Studioサイト制作のヒントと注意点

Studioを活用して効果的なWebサイトを制作するためには、いくつかのポイントと注意点を押さえておくことが重要です。

テンプレート活用 vs オリジナルデザイン

Studioには、ビジネス、ウェルネス、医療、クリエイティブ、ブログ、飲食、教育など、様々なカテゴリに対応したテンプレートが用意されています。これらを利用すれば、デザインの知識がなくても、迅速に整った構造のサイトを立ち上げることが可能です。一方で、Studioの真価は、テンプレートに頼らずとも自由なオリジナルデザインを実現できる点にあります。

どちらを選ぶかは、プロジェクトの目的や要件によります。迅速性や標準的な構成を重視する場合はテンプレート活用、独自のブランド表現やユニークなデザインを追求する場合はオリジナルデザインが適しているでしょう。

制作会社・フリーランスへの依頼という選択肢

Studioは初心者でも扱いやすいツールですが、より高度なデザインや機能を求める場合、あるいは制作に時間を割けない場合は、プロに依頼するのも有効な選択肢です。Studioには、認定された制作会社やフリーランスが登録されている「Studio Experts」プログラムがあります。事例紹介で登場したノックデザイン、NOROSHI、トトノウ、工藤駿氏、フラー株式会社、Re:design、カロアなど、Studioを専門とするプロフェッショナルは多数存在します。複雑な要件がある、デザインに徹底的にこだわりたい、短納期で高品質なサイトが必要、といった場合には、これらの専門家への相談を検討すると良いでしょう。

料金プランの選択

Studioには無料プランと複数の有料プランがあります。無料プランでも基本的なサイト制作やCMS機能の利用が可能であり、高品質なサイトを作ることもできます。しかし、本格的なビジネス利用やブランドサイトとして運用する場合、有料プランへの移行が推奨されます。

有料プランの主なメリットは以下の通りです:

  • 独自ドメインの設定: yourdomain.com のような独自のURLを使用できます。無料プランでは ***.studio.site のようなサブドメインになります。
  • Studioロゴの非表示: サイトフッターなどに表示されるStudioのロゴを消すことができます。
  • ページ数・CMSアイテム数の上限緩和: 作成できるページ数やCMSに登録できる記事数などの上限が増えます。
  • アクセス数(PV数)の上限緩和: サイトが閲覧される回数(月間PV数)の上限が引き上げられます。無料プランや下位プランでは、上限を超えるとサイトが一時的に表示されなくなるリスクがあるため注意が必要です。

サイトの規模や予想されるアクセス数に応じて、適切な料金プランを選択することが重要です。

Studioが不得意なこと

Studioは非常に強力なツールですが、万能ではありません。現時点では、本格的なEC(ネットショップ)機能は標準搭載されていません。商品紹介や簡単な決済連携(外部サービス利用)は可能ですが、在庫管理や複雑な購入フローを持つ大規模なオンラインストアの構築には、他の専用プラットフォームが適している場合があります。また、データベースとの連携やサーバーサイドでの複雑な処理を伴うWebアプリケーションの開発にも限界があります。

Studioの強みと限界を理解し、プロジェクトの要件に合っているかを見極めることが、ツール選定で失敗しないための鍵となります。このような制約を認識しておくことで、より現実的な期待値を持ち、Studioを最大限に活用することが可能になります。

まとめ:Studioで理想のWebサイトを実現しよう

本記事では、ノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」で制作された多種多様なWebサイト事例を、カテゴリ別に紹介してきました。コーポレートサイト、ポートフォリオ、イベントLP、店舗サイト、メディアサイトなど、その活用範囲は非常に広く、いずれの事例もStudioが持つ高いデザイン性と表現力を示しています。

Studioが多くの制作者に選ばれる理由は、以下の点に集約されます:

  • 圧倒的なデザイン自由度: テンプレートに縛られず、細部までこだわったオリジナルデザインが可能。
  • 直感的な操作性: コーディング不要で、初心者でも視覚的にサイトを構築できる。
  • 迅速な公開: サーバー管理不要で、制作から公開までがスピーディ。
  • 強力なCMS機能: ブログや実績などのコンテンツ運用が容易。
  • 信頼できる基盤: セキュリティ対策や安定したホスティング環境。

もちろん、本格的なEC機能など、不得意な分野も存在します。しかし、多くのWebサイトタイプにおいて、Studioはアイデアを形にするための強力なツールとなり得ます。

これからWebサイト制作を考えている方は、ぜひStudioを試してみてはいかがでしょうか。まずは無料プランでその操作感や可能性を体験してみることをお勧めします。公式のStudio Showcaseを覗いて、さらなるインスピレーションを得るのも良いでしょう。もし、より高度なサイト制作や専門的なサポートが必要な場合は、Studio Expertsに登録されているプロフェッショナルに相談することも可能です。

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Studioサイトを魅力的に!アニメーション実装方法と参考にしたい事例集https://media.gamadas.jp/studio-animation/Fri, 02 May 2025 08:58:09 +0000https://media.gamadas.jp/?p=74ノーコードWebサイト制作ツールとして注目を集めるStudioは、直感的な操作でデザイン性の高いサイトを構築できるプラットフォームです。現代のWebデザインにおいて、アニメーションは単なる装飾ではなく、ユーザー体験を向上させ、サイトの魅力を高めるための重要な要素となっています。適切にアニメーションを活用することで、Webサイトはより魅力的で効果的なコミュニケーションツールへと進化します。具体的には、以下のようなメリットが期待できます。

  • ユーザーの注意を引きつけ、誘導する: 特定の要素やセクションに動きを加えることで、閲覧者の視線を集め、重要な情報へと自然に誘導することが可能です。
  • ブランドイメージや雰囲気を伝える: アニメーションのスタイル(例:遊び心がある、洗練されている、プロフェッショナル)によって、サイトが伝えたいブランドの個性や世界観を効果的に表現できます。例えば、イベントサイトなら楽しさを、高級レストランなら上質感を演出できます。
  • ユーザー体験(UX)の向上: ボタンクリック時の反応や、情報の読み込み中の表示など、視覚的なフィードバックを与えることで、ユーザーは操作状況を直感的に理解しやすくなります。これにより、サイト全体の使いやすさが向上します。
  • コンセプトやストーリーの効果的な伝達: プロセスを図解したり、製品の特徴を段階的に見せたりするなど、静的なコンテンツでは伝えきれない情報を、アニメーションを通じて分かりやすく、魅力的に伝えることができます。

この記事では、Studioでアニメーションを実装するための主要な方法を解説するとともに、実際のWebサイトでどのようにアニメーションが活用されているのか、具体的な「事例」を豊富に紹介します。これらの事例を通じて、自身のサイト制作におけるアニメーション活用のヒントやインスピレーションを得ることを目指します。

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

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Studioでのアニメーション作成方法:3つの主要なアプローチ

Studioでアニメーションを実現するには、主に3つの方法があります。それぞれの方法は、実装の容易さ、表現の自由度、求められるスキルが異なります。これらのアプローチを理解することで、プロジェクトの目的や自身のスキルレベルに最適な方法を選択できるようになります。

Studioの標準アニメーション機能

Studioには、コーディング不要でアニメーションを実装できる標準機能が搭載されています。これは最も手軽にアニメーションを取り入れられる方法であり、主に「条件付きスタイル」という機能を使って設定します。この機能の中心となるのは、特定の条件下で要素のスタイルを変化させる設定です。主な設定項目は以下の通りです。

  • 出現時(Appear): 要素がページ読み込み時やスクロールによって画面内に表示される際の動きを設定します。要素が表示される直前の状態(例:透明度0、画面外に移動)を指定し、そこから通常状態へ変化させることでアニメーションが生まれます。設定できるスタイルには、要素の位置や角度、サイズを変えるTransform(移動、回転、スケール)、透明度を調整するOpacity(透明度)、ぼかしなどを適用するFilter(フィルター)などがあります。
  • ホバー / (in)ホバー(Hover / (in) Hover): マウスカーソルが要素の上に乗った時、またはホバーされた親要素内の特定の子要素に対してスタイルを変化させます。ボタンやリンクなど、ユーザーが操作可能な要素に視覚的なフィードバックを与えるのに効果的です。
  • トランジション(Transition): アニメーションの変化にかかる時間(時間)、開始までの遅延(遅延)、速度の変化(イージング)を調整します。イージングを適切に設定することで、物理法則に基づいた自然で心地よい動きを表現できます。これらの値を調整することで、アニメーションの印象を細かくコントロールできます。

標準機能は、コードを書かずに手軽にアニメーションを追加できる点が最大のメリットです。シンプルなフェードインやスライドイン、ボタンの色変化やわずかな浮き上がりといった基本的なホバーエフェクトなど、多くの一般的な効果はこの機能で実現できます。ただし、非常に複雑な動きや、スクロール位置と完全に連動するような特殊なアニメーション(パララックス効果など)の実装には限界があります。

Lottie連携によるリッチなアニメーション

より複雑で表現力豊かなアニメーションをノーコードで実装したい場合に強力な選択肢となるのが、Lottieとの連携機能です。Lottieとは、Adobe After Effectsなどで作成したアニメーションを、JSONという軽量なファイル形式で書き出し、Webサイトやアプリで高品質に再生するための技術です。StudioでLottieを利用するメリットは多岐にわたります。

  • 軽量かつ高パフォーマンス: Lottieファイル(JSON形式)は、GIFアニメーションや動画ファイルと比較して非常に軽量です。そのため、ページの読み込み速度への影響を最小限に抑えつつ、滑らかなアニメーションを表示できます。これは、アニメーション導入時のパフォーマンス懸念に対する有効な解決策となります。
  • スケーラブル(拡大縮小自在): Lottieはベクターベースのアニメーションなので、画像を拡大・縮小しても画質が劣化(ピクセル化)しません。これにより、様々なデバイスや画面サイズで常にクリアな表示が可能です。
  • クロスプラットフォーム対応: 様々なデバイスやブラウザで一貫した表示が期待できます。
  • リッチで複雑な表現力: After Effectsのような高度なツールで作成された、複雑で滑らかなアニメーションをそのままWebサイトに持ち込めます。これにより、標準機能だけでは難しい、プロフェッショナルな表現が可能になります。
  • インタラクティブ性: Studioのエディタ内で、ホバー、クリック、スクロール、カーソルの動きなどに連動してLottieアニメーションを再生させることができます。これにより、ユーザーのアクションに反応する、よりインタラクティブな体験を提供できます。

StudioへのLottieの組み込みは非常に簡単です。デザインエディタの追加パネルから「Lottie」ボックスを配置し、LottieFilesなどのサイトで取得したアニメーションの「Asset Link」(JSONファイルのURL)を貼り付けるだけです。その後、Studioの設定パネルから再生条件(出現時、ホバー、スクロール連動、ループ再生など)をノーコードで設定できます。Lottieは、アニメーション付きのイラストやアイコン、ローディング画面、マイクロインタラクションなど、サイトに個性と洗練された動きを加えたい場合に特に有効です。ただし、非常に稀なケースとして、特に複雑なLottieファイルの場合に読み込みエラーが発生したり、機能リリース直後のため動作が不安定になる可能性も指摘されています。とはいえ、Lottie連携はStudioのアニメーション表現能力を飛躍的に向上させる重要な機能であり、ノーコードの手軽さとプロレベルの表現力を両立させる架け橋となっています。これは、Studioが単なる静的サイトビルダーではなく、動的で魅力的なWeb体験を創出できるプラットフォームへと進化していることを示しています。

埋め込み・カスタムコードによる高度なテクニック

Studioの標準機能やLottie連携でも実現できない、極めて特殊で高度なアニメーションやインタラクションを実装したい場合、最終手段として「埋め込み(Embed)」ボックスを利用する方法があります。この機能を使うと、任意のHTML、CSS、JavaScriptコードをページ内に直接記述・挿入できます。カスタムコードが必要となる代表的なケースとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • パララックス効果(視差効果): スクロールに応じて、前景と背景が異なる速度で動くような表現。これはStudioの標準機能ではサポートされていません。
  • 複雑なスクロール連動アニメーション: Lottieで対応できる範囲を超える、スクロール位置に精密に連動する複雑な動き。
  • 独自のインタラクティブ要素や外部ライブラリ連携: JavaScriptライブラリを活用したユニークなUIコンポーネントや、外部APIとの連携を伴うアニメーションなど。
  • 特定の表現: キーボード入力風のアニメーション、ネオン風グリッチエフェクト、落下するオブジェクトに合わせて文字色が変わるアニメーション、特定の映画風の背景演出など、非常にユニークな表現。

この方法は、実装できる表現の自由度が最も高い一方で、HTML、CSS、JavaScriptに関する専門知識が必須となります。そのため、Studioの基本思想である「ノーコード」からは逸脱することになります。また、記述するコードによってはサイトのパフォーマンスに悪影響を与える可能性もあるため、慎重な実装とテストが求められます。埋め込み機能の存在は、Studioがノーコードのシンプルさを追求しつつも、高度なカスタマイズを求める上級ユーザーや、複雑な要件を持つプロジェクトに対応するための「逃げ道」を用意していることを示唆しています。これにより、ユーザーのスキルやプロジェクトの要求レベルに応じて、柔軟に対応できるプラットフォームとしての側面も持っていると言えます。

参考にしたいStudioアニメーション事例集

ここでは、実際にStudioで制作されたWebサイトの中から、アニメーションを効果的に活用している事例をいくつか紹介します。前述した3つの実装方法(標準機能、Lottie連携、カスタムコード)が、様々なタイプのサイトでどのように活かされているか、具体的な例を見ていきましょう。インスピレーションを得るために、ぜひ各サイトを訪れて実際の動きを確認してみてください。

企業・サービスサイト (Corporate & Service Sites)

  • 株式会社ビッグマウンテン (Big Mountain Inc.)
    • アニメーション: コミカルに動くキャラクターやイラスト(標準機能の出現/ホバー、またはシンプルなLottieの可能性)。
    • 目的・効果: 親しみやすいブランドイメージを演出し、ネット完結型サービスの「手軽さ」を表現。オンライン取引への安心感を醸成。
  • 株式会社Awarefy
    • アニメーション: 柔らかくもスピード感のある出現アニメーション、図解や背景の動きにLottieを活用、AIキャラクター「ファイさん」の可愛らしい動き(Lottie)。
    • 目的・効果: サービスの雰囲気を表現し、コンセプトを視覚的に分かりやすく伝える。ブランドキャラクターを活かして親近感を向上。
  • Dive|株式会社ダイブ (Dive Inc.)
    • アニメーション: 会社名にちなんだ、水に飛び込むような大胆なアニメーション(複雑な標準機能のトランジション/トランスフォーム、またはLottie/カスタムコードによる滑らかな表現)、数字のカウントアップ(埋め込み機能の可能性)。
    • 目的・効果: 企業理念を強く印象付け、記憶に残るファーストインプレッションを創出。
  • デザミス株式会社 (Desmis Inc.)
    • アニメーション: 揺れ動く流体シェイプ(Lottieまたは埋め込み/JSの可能性)、要素のふわっとした出現(標準機能)。
    • 目的・効果: ITツール開発企業でありながら、自由で柔らかいデザインイメージを表現。
  • 社会福祉法人さつき会 (Satsuki Kai)
    • アニメーション: 詳細不明だが、福祉法人サイトとして、情報をクリアに伝えるための控えめなアニメーション(例:フェードインなど)が予想される。
    • 目的・効果: 派手さを抑えつつ、情報の見やすさと信頼感を向上。

採用・情報サイト (Recruitment & Informational Sites)

  • 株式会社せせらぎ (Seseragi Inc. Recruit)
    • アニメーション: 恐らく、要素の出現や画像の切り替えに控えめなトランジションやホバー効果を使用。
    • 目的・効果: 「楽しい職場」というポジティブな印象を与え、コンテンツの階層構造をサポートし、読み進めやすくする。
  • パ・リーグ球団 仕事図鑑2024 (Pa-League Job Guide)
    • アニメーション: 楽しい動きのアニメーション、コンテンツごとの背景色切り替え。
    • 目的・効果: 情報量が多くても飽きさせず、分かりやすく、最後まで読み進めたくなるような工夫。
  • みんなでつくる キャリアの地図2023 (Career Map 2023)
    • アニメーション: キャリアの地図が作られていく様子のアニメーション(Lottieの可能性)、スクロールに応じたコンテンツ表示。
    • 目的・効果: 企画のコンセプトを視覚化し、スクロールによる偶然の発見(セレンディピティ)を促す。

イベント・ポートフォリオ・特集サイト (Event, Portfolio & Special Sites)

  • 映画『徒花 -ADAHANA-』 (Movie Adahana)
    • アニメーション: 滲んだ文字や写真がゆっくり現れる(標準機能の出現時アニメーションでフィルター(ぼかし)や透明度を調整)。
    • 目的・効果: 映画の世界観や雰囲気を演出し、サイト訪問者の興味を引き立てる。
  • My genius (Art Event)
    • アニメーション: 大胆なオブジェクトの切り替わり、カラフルでランダムな配置。
    • 目的・効果: イベントの面白さやアートの自由さ、ダイナミックな雰囲気を伝える。
  • ほやほや (Hoyahoya Seto Tourism)
    • アニメーション: 目を引くアニメーション(詳細不明、Lottieや標準機能の組み合わせか)、手書きイラストの表示。
    • 目的・効果: 地域の魅力や人柄、温かい雰囲気を伝え、親しみやすさを演出。
  • AZABU DEI|麻布大学 DEI推進センター
    • アニメーション: ファーストビューでの歩くアニメーション(Lottieの可能性が高い)、STUDIO DESIGN AWARD受賞。
    • 目的・効果: DEI(多様性・公平性・包摂性)の推進というテーマを「前進」として視覚的に表現。ユニークで評価の高いデザイン。
  • YELLOW. (Welfare Service)
    • アニメーション: 切り絵風のキャラクターが動き回る(Lottieの可能性が高い)、STUDIO DESIGN AWARDグランプリ受賞。
    • 目的・効果: 独特で親しみやすいビジュアルアイデンティティを確立し、エンゲージメントを高める。
  • バイオリン工房 Studio Mora Mora.
    • アニメーション: 工房のコンセプト「ゆっくり、丁寧に」に合わせた、優しく心地よいアニメーション。バイオリンの種類ごとに異なる動き。
    • 目的・効果: ブランド哲学を体現し、繊細さや上品さを演出。細部へのこだわりを示す。
  • 軒先花屋のクリスマス (Nokisaki Hanaya Christmas Market)
    • アニメーション: Lottieを活用し、賑やかでハッピーなクリスマスの情景を演出。写真のカルーセル表示も。
    • 目的・効果: イベントの楽しさ、祝祭的な雰囲気を効果的に伝える。
  • Loaders|Graphic & Sound Make Exhibitions.
    • アニメーション: 様々なグラフィック要素を組み合わせたアニメーション(Lottieや複雑な標準機能シーケンスの可能性)。
    • 目的・効果: グラフィックやサウンドに関する展示会のクリエイティブな可能性を示唆。
  • 有限会社KANEHON
    • アニメーション: ゆっくりとしたアニメーション、遅延時間をずらした写真の段階的な表示(標準機能の遅延設定)。背景には埋め込み動画を使用。
    • 目的・効果: 大谷石の高級感や希少性を演出し、落ち着いた上質な雰囲気を醸成。
  • 株式会社ペネトレイト (Penetrate Inc.)
    • アニメーション: 全画面ロゴ表示によるイントロ、ファーストビューでの写真のフェード切り替え、ループするスクロールアニメーション(GIF画像を使用)。
    • 目的・効果: 強い第一印象を与え、サービス内容を視覚的に示し、ページに微細な動きを与え続ける。
  • 株式会社NOROSHI
    • アニメーション: ぼかしフィルターを用いたアニメーション、見出しの下線が横に伸びるアニメーション(標準機能)。
    • 目的・効果: 視覚的な面白さを加え、見出し要素に一貫したデザインルールを適用し、サイト全体の統一感を高める。

Studioアニメーション事例サマリー

この表は、「Studio アニメーション 事例」を探しているユーザーにとって、様々なサイトでどのようなアニメーションが、どの方法で、そしてどのような目的で使われているかを素早く把握するための有効なリソースとなります。単に事例を列挙するだけでなく、その背景にある意図や効果まで示すことで、より深い理解と実践的なヒントを提供します。

サイト名サイト種別主なアニメーション実装方法(推定)目的・効果
(株)ビッグマウンテンサービスサイトコミカルなキャラクター・イラストの動き親しみやすさ、手軽さの表現、安心感の醸成
(株)Awarefy企業サイト出現アニメーション、Lottieによる図解・背景・キャラクターサービスの雰囲気表現、コンセプトの視覚化、ブランドキャラクターの活用
Dive|(株)ダイブ企業サイト大胆な動き、数字カウントアップ企業理念の印象付け、記憶に残るFV
デザミス(株)企業サイト流体シェイプアニメーション、要素の出現自由さ、柔らかさの表現、モダンなイメージ
社会福祉法人さつき会企業サイト控えめな出現アニメーションなど(推測)情報の見やすさ、信頼感の向上
(株)せせらぎ 採用サイト採用サイト控えめなトランジション、ホバー効果(推測)ポジティブな職場イメージ、コンテンツの読みやすさ向上
パ・リーグ球団 仕事図鑑2024情報サイト(採用)楽しい動き、セクション間の背景色変化情報のエンゲージメント向上、飽きさせない工夫
みんなでつくる キャリアの地図2023企画サイト地図作成アニメーション、スクロール連動表示コンセプトの視覚化、偶然の発見促進
映画『徒花 -ADAHANA-』公式サイト(映画)滲んだ文字・写真のゆっくりとした表示映画の世界観・雰囲気の演出、興味喚起
My geniusイベントサイト(アート)大胆なオブジェクト切り替え、カラフル・ランダム配置イベントの楽しさ、アートの自由さ、ダイナミズム表現
ほやほや(瀬戸市観光)案内サイト(観光)目を引くアニメーション、手書きイラスト表示地域の魅力・人柄の伝達、親しみやすさ演出
AZABU DEI|麻布大学 DEI推進センター大学関連サイトFVの歩くアニメーションテーマの視覚的表現(前進)、ユニークで評価の高いデザイン
YELLOW.企業サイト(福祉)切り絵風キャラクターの動き独特で親しみやすいVI確立、エンゲージメント向上
バイオリン工房 Studio Mora Mora.店舗サイト優しく心地よい動き、種類ごとのアニメーションブランド哲学の体現、上品さ・繊細さの演出
軒先花屋のクリスマスイベントサイトLottieによる賑やかな情景演出、カルーセルイベントの祝祭的な雰囲気の伝達
Loaders|Graphic & Sound Make Exhibitionsイベントサイト様々なグラフィックアニメーションクリエイティブな可能性の示唆
有限会社KANEHON企業サイトゆっくりとした動き、写真の時間差表示、背景動画高級感、希少性の演出、落ち着いた上質さ
(株)ペネトレイト企業サイトロゴイントロ、写真フェード、ループスクロール (GIF)強い第一印象、視覚的訴求、微細な動きの付加
(株)NOROSHI企業サイトぼかしフィルターアニメーション、見出し下線の伸びるアニメーション視覚的面白さ、デザインの一貫性、サイト統一感の向上

Google スプレッドシートにエクスポート

よく使われるアニメーションパターンと実装方法

事例を見て「自分のサイトでもこんな動きを取り入れたい」と感じた方のために、ここではよく見られるアニメーションパターンをいくつかピックアップし、Studioの標準機能を使った具体的な実装方法の概要を解説します。

スクロール時のスムーズなフェード/スライドイン

  • 効果: ユーザーがページを下にスクロールするにつれて、コンテンツ要素がふわっと、または下や横からスッと現れる動き。
  • 実装方法:
    1. アニメーションさせたい要素を選択します。
    2. 右上の「条件付きスタイル」から「出現時」を選択します。
    3. 「出現時」のスタイルを設定します。例えば、下からスライドインさせたい場合は、「モーション」タブで「移動」のY軸に正の値(例:50px)を設定し、「スタイル」タブで「透明度」を0%にします。
    4. 通常時のスタイルに戻り(「条件付きスタイル」の選択を解除)、「トランジション」を設定します。「時間」でアニメーションの長さを(例:500ms~1000ms)、「イージング」で速度変化のカーブ(例:EaseOut)を設定します。必要であれば「遅延」で開始タイミングを調整します。
    5. 詳細なステップは、Studio公式ブログなどの解説も参考になります。

魅力的なホバーエフェクト

  • 効果: マウスカーソルを画像やボタン、リンクに乗せたときに視覚的な変化を与え、インタラクティブであることを示します。
  • 実装方法(画像ズームイン):
    1. 画像を配置したボックス(親要素)を用意します。
    2. 画像を選択し、「条件付きスタイル」から「ホバー」を選択します。
    3. 「ホバー」時のスタイルとして、「モーション」タブで「スケール」のX軸とY軸に1より大きい値(例:1.1)を設定します。
    4. 親要素のボックスを選択し、「スタイル」タブの「オーバーフロー(はみ出し)」設定を「非表示(切り取り)」にします。これにより、画像が親要素の境界からはみ出さずにズームします。
    5. 通常時の画像に「トランジション」を設定し(例:時間 300ms)、スムーズな変化にします。
  • 実装方法(ボタンテキストがめくれる効果):
    1. これは少し複雑で、ボタン内に2つのテキスト要素を重ねて配置し、片方を通常時非表示にしておきます。
    2. 親のボタン要素に「ホバー」を設定し、さらに各テキスト要素に「(in)ホバー」の条件付きスタイルを適用します。
    3. 「(in)ホバー」時に、Transformの回転(Rotate Y)や透明度(Opacity)を調整して、テキストがめくれるような動きを表現します。
    4. 要素の重なり順(Z-index)や、Transformの原点(Origin)設定も重要になります。詳細はStudio公式ブログの解説が詳しいです。
  • 実装方法(シンプルなボタンホバー):
    1. ボタン要素を選択し、「条件付きスタイル」から「ホバー」を選択します。
    2. 背景色や文字色を変更したり、「モーション」タブで「移動」のY軸にわずかな負の値(例:-3px)を設定して少し浮き上がらせます。
    3. 通常時のボタンに「トランジション」を設定(例:時間 200ms)して、変化を滑らかにします。

テキストや要素の時間差表示

  • 効果: 文字が一文字ずつ、あるいはリストの項目やカード型コンテンツが順番に表示される動き。リズミカルな印象を与えます。
  • 実装方法:
    1. 時間差で表示させたい各要素(例:テキストを一文字ずつ分割、または複数のカード要素)に、同じ「出現時」のアニメーション(例:フェードイン)を設定します。
    2. 各要素の通常時のスタイルで、「トランジション」の「遅延」の値を順番に増やしていきます。例えば、1番目の要素は遅延0ms、2番目は遅延200ms、3番目は遅延400ms…のように設定します。
    3. 文字を一文字ずつ「パッ」と表示させたい場合は、「時間」を0msにし、「遅延」だけをずらしていく方法もあります。

基本的なループ要素

  • 効果: 背景の微細な模様や、ロゴのスライドショーなど、継続的に動き続ける要素。
  • 実装方法(GIF):
    1. 外部ツールでループ再生するGIFアニメーションを作成します。
    2. Studioの「画像」要素としてアップロードします。GIFファイルは通常、自動的にループ再生されます。ただし、複雑なアニメーションや色数が多い場合はファイルサイズが大きくなり、パフォーマンスに影響する可能性があります。
  • 実装方法(Lottie):
    1. ループ再生するLottieアニメーションを用意(またはLottieFilesから探す)します。
    2. StudioにLottieボックスを配置し、Asset Linkを設定します。
    3. Lottieの設定パネルで、再生条件を「ループ」に設定します。Lottieは一般的にGIFよりも軽量でスケーラブルなため、特にベクターベースのアニメーションにはこちらが推奨されます。

これらのパターンを参考に、Studioの機能を組み合わせることで、様々なアニメーション表現が可能になります。

効果的でパフォーマンスの良いStudioアニメーションのためのヒント

Studioを使えば、驚くほど簡単にWebサイトにアニメーションを追加できます。しかし、その手軽さゆえに、無計画に多用してしまうと、かえってユーザー体験を損ねたり、サイトのパフォーマンスを低下させたりする可能性があります。ここでは、アニメーションを効果的に、かつパフォーマンスに配慮して実装するための重要なポイントを解説します。

デザインとユーザビリティのヒント

  • 目的を持ったアニメーション: アニメーションは、単なる飾りとしてではなく、明確な目的を持って使用することが重要です。視線誘導、操作のフィードバック、コンセプトの説明、ブランドイメージの強化など、そのアニメーションが「なぜ」必要なのかを考えましょう。意味のない動きは、ユーザーを混乱させるだけかもしれません。
  • 控えめさと適度さ(つけすぎない・長すぎない): 過剰なアニメーションや、長すぎる、複雑すぎる動きは、ユーザーを疲れさせ、コンテンツへの集中を妨げます。特に多用するとサイトが重くなる原因にもなります。多くの場合、「少ない方が豊か」です。シンプルで洗練された動きを心がけましょう。
  • 一貫性(設定を揃える): サイト全体でアニメーションのスタイル(動きの種類、速さ、タイミング、イージングなど)に一貫性を持たせることが、プロフェッショナルで整った印象を与える鍵です。同じ種類の要素には同じアニメーションルールを適用しましょう。Studioのコンポーネント機能を活用すると、設定の統一が容易になります。
  • ユーザビリティの手がかり(ボタンにはホバーをつける): ボタンやリンクなど、クリックやタップが可能な要素には、必ずホバー(またはアクティブ)状態のアニメーションを設定しましょう。これにより、ユーザーはどこが操作可能なのかを直感的に理解でき、サイトの使いやすさが向上します。これは基本的なUXの原則です。
  • 自然な動き(イージングとタイミング): アニメーションの速度変化(イージング)を適切に設定することで、現実世界の物理法則に近い、より自然で心地よい動きを表現できます。例えば、動き始めはゆっくり(EaseIn)、止まるときは滑らかに減速(EaseOut)するなどです。「時間」や「遅延」の値も微調整し、サイト全体のテンポに合ったリズム感を作り出すことが大切です。

パフォーマンスに関する考慮事項

アニメーションは魅力的ですが、特に多数の要素を同時に動かしたり、複雑な処理を伴したりする場合、ページの読み込み速度や表示のスムーズさ(レンダリングパフォーマンス)に悪影響を与える可能性があります。サイトのパフォーマンス低下は、ユーザー体験を損なうだけでなく、検索エンジンの評価(SEO)にも影響を与える可能性があるため、注意が必要です。以下に、パフォーマンスを意識したアニメーション実装のための戦略を挙げます。

  • 量と複雑さを制限する: 1ページあたりのアニメーション要素の数を減らし、特に複雑なアニメーションや、多くの要素が同時に動くような演出は避けましょう。アニメーション同士が同じタイミングで実行されないように、遅延時間をずらすなどの工夫も有効です。
  • パフォーマンスの良いプロパティを選択する: Studioの標準機能でアニメーションを設定する際は、可能な限りtransform(移動、拡大縮小、回転)とopacity(透明度)の変更を中心に構成します。これらのプロパティは、多くのブラウザでGPUアクセラレーション(ハードウェア支援による高速描画)の恩恵を受けやすく、レイアウトの再計算(リフロー/リペイント)を引き起こしにくいため、比較的パフォーマンスへの影響が少ないとされています。一方で、widthやheight、marginといったレイアウトに直接影響するプロパティのアニメーションは、処理負荷が高くなる傾向があります。
  • アセットを最適化する: 画像を使用する場合は、ファイルサイズを適切に圧縮・最適化します。動画埋め込みも便利ですが、ページの読み込み時間に影響を与えることを認識しておきましょう。
  • LottieをGIF/動画の代わりに検討する: 複雑なベクターアニメーションには、GIFや動画よりもLottieを使用する方が、ファイルサイズとパフォーマンスの観点から有利な場合が多いです。GIFは、単純で短いループアニメーションに適しています。
  • 外部スクリプトを削減する: 埋め込みボックスを使って重いカスタムJavaScriptや外部ライブラリを多用すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。可能な限り、Studioの標準機能やLottieで代替できないか検討しましょう。
  • パフォーマンスをテストする: Google PageSpeed Insightsのようなツールを使って、アニメーション導入前後のサイト速度を計測し、ボトルネックとなっている箇所がないか確認することが重要です。Studio公式からも、サイト表示速度を向上させるためのヒントが提供されています。

アニメーションを効果的に活用するためには、見た目の魅力だけでなく、パフォーマンスへの影響も常に考慮に入れる必要があります。Studioが提供する機能を理解し、Lottieのような効率的な技術を選択したり、負荷の少ないCSSプロパティを優先したりといった最適化戦略を実践することが、美しさと快適さを両立させる鍵となります。

まとめ:Studioサイトに動きと命を吹き込もう

この記事では、ノーコードツールStudioを使ってWebサイトに魅力的なアニメーションを実装するための方法と、その具体的な活用事例を多数紹介しました。Studioは、コーディング不要の「標準機能」、軽量で高品質な「Lottie連携」、そして高度なカスタマイズを可能にする「埋め込み・カスタムコード」という、多様なアニメーション実装手段を提供しています。これにより、デザイナーやクリエイターは、プロジェクトの目的や自身のスキルレベルに合わせて、静的なページに動きとインタラクティブ性をもたらし、より豊かで記憶に残るユーザー体験を創出できます。

紹介した様々な「事例」からわかるように、アニメーションは単なる装飾ではなく、ブランドの個性を伝えたり、ユーザーの操作を助けたり、複雑な情報を分かりやすく見せたりと、サイトの目的達成に貢献する戦略的な要素となり得ます。

しかし、その効果を最大限に引き出すためには、アニメーションの「つけすぎ」や「長すぎ」を避け、サイト全体のデザインとの一貫性を保ち、そして何よりもパフォーマンスへの影響を常に意識することが不可欠です。

まずは、この記事で紹介した簡単なパターンから試してみてはいかがでしょうか。フェードインやホバーエフェクトといった基本的な動きから始め、徐々にLottieのようなより表現力豊かな手法にも挑戦してみてください。大切なのは、常に「なぜこのアニメーションを使うのか」という目的意識を持ち、ユーザーにとって価値のある動きをデザインすることです。

さあ、Studioのアニメーション機能を活用して、あなたのWebサイトに新たな命を吹き込み、訪問者を魅了する体験を創造しましょう。もし専門的なサポートが必要な場合は、Studio認定の制作パートナー「Studio Experts」に相談するのも良い選択肢です。

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Studioの使い方完全ガイド!初心者でも理想のサイトが作れる全手順https://media.gamadas.jp/studio-howto/Thu, 08 May 2025 10:28:50 +0000https://media.gamadas.jp/?p=77「プログラミング知識がないけど、おしゃれなホームページを作りたい」「手軽にWebサイトを立ち上げたいけど、どこから始めればいいの?」

そんな悩みを抱えるあなたに最適なのが、ノーコードWeb制作ツール「Studio」です。Studioを使えば、まるでデザインソフトを操作するような感覚で、直感的にプロフェッショナルなWebサイトを制作できます。

本記事では、Studioの基本的な使い方から、より魅力的なサイトを作るための応用テクニックまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。アカウント作成からサイト公開までの全手順を網羅しているので、この記事を読めば、あなたもStudioを使いこなし、理想のWebサイトを実現できるはずです。

この記事を読むことで、以下のことが分かります。

  • Studioの主な特徴とメリット
  • アカウント作成からサイト公開までの具体的な流れ
  • Studioエディタの基本的な操作方法
  • レスポンシブデザインやCMS機能の使い方
  • サイトをより魅力的にするためのデザインのコツや便利な機能
  • 学習に役立つリソース

さあ、一緒にStudioの世界へ飛び込みましょう!

この記事の監修者

GAMADAS代表
坂本 雄弥@sakayu9803

2018年より婚活メディア・マッチングアプリを運営するスタートアップにて、SEOディレクターとして従事。2019年からギフトEC「TANP」を運営する株式会社Graciaにて、インフルエンサーマーケティング・サイト改善、デザイン部署にてクリエイティブバナー・LP制作に従事。2020年独立。

この記事の執筆者

GAMADAS編集部

WebマーケティングラボはGAMADASが運営するWebメディアです。

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Studioとは?主な特徴とメリット

Studioは、株式会社Studioが提供する、日本発のノーコードWebサイト制作プラットフォームです。以下のような特徴とメリットがあります。

ノーコード・ブラウザベース

プログラミングの知識は一切不要。インターネット環境とブラウザさえあれば、どこでもすぐにサイト制作を始められます。

デザインの自由度が非常に高い

ボックスレイアウトシステムを採用し、要素の配置や余白、装飾などをピクセル単位で細かく調整可能。まるでデザインツールのような感覚で、オリジナリティの高いデザインを実現できます。

本格的なレスポンシブ対応

PC、タブレット、スマートフォンなど、あらゆるデバイスの画面サイズに最適化されたレスポンシブデザインを簡単に設定できます。

CMS機能が標準搭載

ブログやお知らせ、実績紹介など、更新が必要なコンテンツも簡単に管理・運用できるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が組み込まれています。

リアルタイム共同編集

複数人で同時に同じプロジェクトを編集できるため、チームでのサイト制作もスムーズに進められます。

日本語サポートと豊富な学習リソース

日本語でのサポートが充実しており、公式のヘルプセンターや学習動画「Studio U」、ブログなどで使い方を学べます。

選べる料金プラン

無料プランから、独自ドメイン利用やCMSアイテム数が多い有料プランまで、ニーズに合わせて選択可能です。

Studioを始める前に:準備するもの

Studioでサイト制作を始めるにあたり、以下のものを準備しておくとスムーズです。

Studioアカウント

メールアドレスがあれば無料で簡単に作成できます。

作りたいサイトのイメージ

  • サイトの目的: 何のためのサイトか(例:集客、情報発信、ポートフォリオ)
  • ターゲットユーザー: 誰に見てもらいたいか
  • 必要なページ: トップページ、サービス紹介、会社概要、お問い合わせなど
  • デザインの参考: ベンチマークとなるサイトや好みのデザインイメージ
  • (あれば尚可)簡単な構成案やワイヤーフレーム(手書きでもOK)

(任意) 使用したい画像やテキスト素材

サイトに掲載するロゴ、写真、文章など。後からでも用意できますが、ある程度揃っていると制作が効率的です。

Studioの基本的な使い方:アカウント作成からサイト公開まで

ここからは、実際の操作画面をイメージしながら、Studioの基本的な使い方をステップバイステップで解説します。

1. アカウント作成とログイン

まずはStudio公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。メールアドレスのほか、GoogleアカウントやApple IDでも登録可能です。登録後、ログインしてダッシュボード画面に進みましょう。

2. プロジェクトの作成

ダッシュボードで「新しいプロジェクトを作成」ボタンをクリックします。 プロジェクト作成時には、以下のいずれかを選択できます。

  • テンプレートから始める: Studioにはプロがデザインした豊富なテンプレートが用意されています。目的に合ったテンプレートを選び、それをベースにカスタマイズすることで、効率的に見栄えの良いサイトを作成できます。
  • 白紙から始める: デザインにこだわりたい方や、完全にオリジナルなサイトを作りたい方は、白紙の状態から自由に構築できます。

3. エディタ画面の基本構成を理解する

プロジェクトを選択(または新規作成)すると、Studioの心臓部である「エディタ画面」が表示されます。主な構成は以下の通りです。

  • 左パネル:
    • 追加パネル: ボックス、テキスト、画像、ボタン、フォームなどの要素をここからドラッグ&ドロップでキャンバスに追加します。
    • レイヤーパネル: 追加した要素が階層構造で表示されます。要素の重なり順を変更したり、特定の要素を選択したりするのに便利です。
    • CMSパネル: ブログ記事やお知らせなどの動的コンテンツを管理します。
    • ページパネル: サイト内のページ一覧が表示され、ページの追加や設定変更ができます。
  • 中央キャンバス: 実際にサイトのデザインを構築していく作業エリアです。ここに要素を配置し、見た目を確認しながら制作を進めます。
  • 右パネル: キャンバスで選択した要素のスタイル(サイズ、色、余白、フォントなど)や設定を細かく調整できます。
  • 上部メニュー: プロジェクト名、ブレイクポイントの切り替え(PC/タブレット/スマホ)、プレビュー、公開設定などの機能が並んでいます。

4. 要素の追加と配置(ボックスモデルの理解)

Studioのデザインの基本は「ボックスモデル」です。すべての要素は四角い「ボックス」として扱われ、ボックスの中にさらにボックスを入れたり、テキストや画像を入れたりしてレイアウトを組んでいきます。

  • 要素の追加: 左パネルの「追加」タブから、必要な要素(ボックス、テキスト、画像、ボタンなど)をキャンバスにドラッグ&ドロップします。
  • 配置とサイズ調整: 要素はドラッグで直感的に移動できます。右パネルで数値入力による精密な位置調整やサイズ変更も可能です。
  • 入れ子構造: ボックスの中に別のボックスを配置することで、複雑なレイアウトも作成できます。レイヤーパネルで親子関係を確認しながら作業しましょう。

5. スタイルの設定

キャンバスで要素を選択すると、右パネルにその要素のスタイル設定項目が表示されます。ここで様々なデザイン調整を行います。

  • サイズ: 幅 (Width) と高さ (Height) をpx、%、autoなどで指定します。
  • 余白:
    • マージン (Margin): ボックスの外側の余白。
    • パディング (Padding): ボックスの内側の余白(枠線と中身の間)。
  • 背景 (Background): 色や画像を設定できます。
  • 文字 (Typography): フォントファミリー、サイズ、太さ、色、行間、文字間隔などを設定します。
  • 枠線 (Border): 線の種類、太さ、色、角丸 (Radius) などを設定します。
  • その他: 透明度 (Opacity)、シャドウ (Box Shadow) など、多彩な装飾が可能です。

6. レスポンシブデザインの設定

現代のWebサイトに不可欠なレスポンシブ対応も、Studioなら簡単です。エディタ上部のブレイクポイント切り替えアイコン(例:デスクトップ、タブレット、モバイルのアイコン)をクリックすると、各画面サイズでの表示を確認・調整できます。

  • 基本はデスクトップから: まずはデスクトップ表示で基本的なデザインを作り込みます。
  • ブレイクポイントごとに調整: 次にタブレット、モバイルと切り替えながら、文字サイズ、要素の配置、表示/非表示などを調整していきます。親のブレイクポイントでのスタイルは引き継がれるため、変更が必要な箇所だけを修正すればOKです。

7. 画像の挿入と編集

  • 画像の追加: 左パネルの追加タブから「画像」要素を配置し、右パネルの「画像を選択」から手持ちの画像をアップロードするか、高品質なフリー写真素材サイト「Unsplash」から直接検索して挿入できます。
  • サイズ調整とフィット: ボックスに合わせて画像の表示方法(フィル、フィットなど)を選択できます。
  • 代替テキスト (alt): 画像が表示されない場合に代わりに表示されるテキストや、SEOにも影響する重要な項目です。忘れずに設定しましょう。

8. テキストの編集

  • テキストの入力: 「テキスト」要素を追加し、ダブルクリックして直接文字を入力します。
  • スタイル設定: 右パネルでフォント、サイズ、色、太さ、行間、揃え(左揃え、中央揃え、右揃え)などを細かく設定できます。

9. リンクの設定

テキストやボタン、画像などにリンクを設定できます。

  • 内部リンク: 同じサイト内の別ページへリンクします。
  • 外部リンク: 他のWebサイトへリンクします。URLを直接入力します。
  • 電話番号: クリックすると電話を発信できるようにします (tel:電話番号)。
  • メールアドレス: クリックするとメーラーが起動するようにします (mailto:メールアドレス)。
  • ページ内リンク: 同じページ内の特定箇所へスムーズに移動させます(アンカーリンク)。

10. CMS機能の基本(ブログやお知らせ作成)

Studioの強力な機能の一つがCMSです。これにより、ブログ記事、お知らせ、制作実績、製品一覧など、定期的に更新・追加が必要なコンテンツを簡単に管理できます。

  • モデル(記事の型)の作成: まず、どのような情報を管理するか「モデル」を定義します(例:ブログ記事モデルなら、タイトル、本文、公開日、カテゴリー、サムネイル画像など)。左パネルの「CMS」タブから作成します。
  • アイテム(記事)の追加・編集: 作成したモデルに基づいて、具体的なコンテンツ(アイテム)をCMSダッシュボードから追加・編集していきます。
  • CMSリストとCMS詳細ページへの表示:
    • CMSリストページ: 記事一覧などを表示するページです。デザインエディタでCMSリスト要素を配置し、どのモデルのどの情報を表示するかを設定します。
    • CMS詳細ページ: 個別の記事ページです。モデルごとに動的なページが生成され、デザインを設定します。

11. フォームの作成と設定

お問い合わせフォームや資料請求フォームなども簡単に設置できます。

  • フォーム要素の追加: 左パネルから「フォーム」要素を配置します。
  • 入力項目の編集: 名前、メールアドレス、メッセージ欄など、必要な入力項目を右パネルで設定・追加・削除できます。必須項目や入力タイプ(テキスト、メール、数値など)も指定可能です。
  • 通知先メールアドレスの設定: フォームが送信された際に通知を受け取るメールアドレスをプロジェクト設定で指定します。
  • 送信後の挙動: 送信完了メッセージの表示や、特定のページへのリダイレクトを設定できます。

12. プレビューと公開

サイトがある程度形になったら、実際にどのように見えるかプレビューで確認しましょう。

  • リアルタイムプレビュー: エディタ上部の「プレビュー」ボタン(目のアイコン)をクリックすると、別タブで実際の表示を確認できます。レスポンシブ表示も確認可能です。
  • 公開設定:
    • 無料プラン: xxxx.studio.site のようなStudioのサブドメインで公開されます。
    • 有料プラン: 独自ドメイン(例: yourdomain.com)を設定して公開できます。
  • 公開手順: エディタ上部の「公開」ボタンをクリックし、指示に従って進めればサイトがインターネット上に公開されます。

Studioを使いこなすためのヒント・応用テクニック

基本操作をマスターしたら、さらにStudioを使いこなして魅力的なサイトを作るためのヒントをご紹介します。

レイアウトのコツ

  • Flexbox: 要素を横並びにしたり、均等配置したりするのに非常に強力なレイアウト方法です。右パネルの「方向と配置」で設定します。
  • Grid: より複雑な格子状のレイアウトも実現可能です。
  • コンポーネント機能: ヘッダー、フッター、ボタンなど、サイト内で繰り返し使うパーツを「コンポーネント」として登録しておくと、一箇所修正するだけで全てのコンポーネントに反映されるため、効率的かつ統一感のあるデザインが保てます。

アニメーション・インタラクション

  • ホバーエフェクト: マウスカーソルが要素に乗った時の色の変化や拡大・縮小などの動きを設定できます。
  • スクロールアニメーション: スクロールに応じて要素がフェードインしたり、移動したりする動きをつけられます。
  • トランジション: 要素の状態変化を滑らかに見せる効果です。

外部サービス連携

  • Google Analytics / Google Tag Manager: サイトのアクセス解析やタグ管理ツールの設定がプロジェクト設定から簡単に行えます。
  • SNS埋め込み: TwitterのタイムラインやInstagramの投稿などを埋め込みコードを使って表示できます。
  • YouTube動画の埋め込み: YouTube動画も簡単に埋め込めます。
  • (上級者向け) ZapierやMake (旧Integromat): これらのiPaaS(Integration Platform as a Service)とStudioのフォームを連携させることで、フォーム送信時にSlack通知を送ったり、スプレッドシートにデータを自動記録したりといった自動化も可能です。

SEO設定の基本

  • ページタイトル (Title Tag): 各ページのタイトルを検索エンジンやブラウザタブに表示されるように設定します。
  • メタディスクリプション (Meta Description): 検索結果に表示されるページの要約文です。クリック率に影響します。
  • OGP設定 (Open Graph Protocol): SNSでシェアされた際に表示されるタイトル、画像、説明文を設定します。
  • 画像のalt設定: 画像の内容を説明するテキストで、SEOにもユーザービリティにも重要です。
  • これらは各ページの「ページ設定」や、CMSアイテムの編集画面で設定できます。

共同編集機能の活用

チームメンバーをプロジェクトに招待し、役割(オーナー、編集者など)を設定して、リアルタイムで共同作業ができます。デザインのレビューやコンテンツ入力などを分担して効率的に進められます。

テンプレートの活用とカスタマイズ

  • Studioの豊富なテンプレートは、デザインのインスピレーションを得たり、制作時間を短縮したりするのに非常に役立ちます。
  • テンプレートをそのまま使うだけでなく、自社のブランドイメージに合わせて色やフォント、レイアウトを大胆にカスタマイズすることで、オリジナリティの高いサイトを効率的に作れます。

Studio学習のためのリソース

Studioの使い方をさらに深く学ぶためには、以下の公式リソースやコミュニティを活用するのがおすすめです。

Studio U

Studio公式のYouTubeチャンネル。基本的な使い方から応用テクニックまで、動画で分かりやすく解説されています。

Studio ヘルプセンター

機能ごとの詳細な使い方やFAQが網羅されています。困ったときの最初の参照先として便利です。

Studio Blog

新機能の紹介やデザインのトレンド、活用事例などが発信されています。

Studio Community Japan (Facebookグループなど)

ユーザー同士で情報交換をしたり、質問したりできるコミュニティです。

その他

個人のブログやYouTubeチャンネルでも、StudioのTipsを発信している方が多くいます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料プランでどこまでできますか?

A1. 無料プランでも、Studioの基本的なデザイン機能やCMS機能(アイテム数制限あり)を利用してサイトを作成・公開できます。ただし、Studioのロゴが表示され、ドメインはStudioのサブドメインになります。本格的な運用には有料プランがおすすめです。

Q2. 独自ドメインは使えますか?

A2. はい、有料プラン(Starterプラン以上)で独自ドメインを設定できます。

Q3. ECサイトは作れますか?

A3. Studioには基本的な決済機能(Stripe連携)が搭載されており、シンプルな商品販売サイトは構築可能です(Businessプラン以上)。ただし、在庫管理や複雑な配送設定、ポイントシステムなど、高度なEC機能は限定的です。本格的なECサイトの場合は、Shopifyなど専用のECプラットフォームとの連携や併用を検討しましょう。

Q4. SEO対策はできますか?

A4. はい、基本的なSEO設定(ページタイトル、メタディスクリプション、OGP設定、altタグ設定など)は可能です。また、Studioで作成されたサイトはレスポンシブ対応であり、表示速度も比較的高速なため、SEOの土台はしっかりしています。ただし、サーバーサイドでの細かな設定や専門的なテクニカルSEOには限界があります。

Q5. 途中でプラン変更はできますか?

A5. はい、プロジェクトの状況や必要に応じて、いつでもプランを変更できます。

まとめ

本記事では、ノーコードWeb制作ツールStudioの基本的な使い方から応用テクニックまでを網羅的に解説しました。Studioは、プログラミング知識がない方でも、直感的な操作で自由度の高いデザインのWebサイトを制作できる非常に強力なツールです。

最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、実際に手を動かしながら様々な機能を試していくうちに、必ず使いこなせるようになります。この記事で紹介した手順やヒントを参考に、まずは簡単なページからでも良いので、あなた自身のアイデアを形にしてみてください。

Studioには、あなたの創造性を刺激し、それを実現するための機能が詰まっています。この記事が、あなたがStudioで理想のWebサイトを作り上げるための一助となれば幸いです。さあ、創造の扉を開き、Studioで新しいWeb体験を始めましょう!

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